飯野恭史選手プロフィール 商学部4年 早稲田実業学校高等部出身

――どうしてラグビーを始めようと思ったんですか？

僕、もともと野球やってて、甲子園出たくて早実入ったんですよ。でも、野球からちょっと離れた時に、野球に対しての情熱もなくなってしまって、野球はもういいかなって思ってしまったんですよね。それで、父がラグビーやってたんで、ラグビーいいかなって。その影響でなんか始めるならラグビーかなって思ってラグビーを始めました。

――ラグビーを始めてから早稲田に対する印象の変化はありましたか？
最初は…中1のときラグビーをやってたんですけど、そんなに早稲田を応援してたわけでもなくて。（当時の早稲田は）凄い強かったんですよ。バカにしてたとかじゃなくて（当時の早稲田は）すごい強かったし、すごい人ばっか出てて勝って当たり前じゃんって思ってたんですよね。今考えたら、全然そんなことないんですけどね。そういう風に思ってたんで特別早稲田を応援してるとかはなかったですね。

――今までラグビーをやってきた中で嬉しかったことは？

嬉しいことはやっぱり大学入ってからが多くて、今まで中高で結果を残せてなくて、まあ大学でも残せてないですけど…あまり記憶に残るようなことはできなかったんですけど。大学に入って、去年だったら対抗戦とか選手権に出ることができたし、改装する前の最後の国立で試合できたのは自分にとってすごい嬉しかったし、大きな出来事でしたね。

――やはり国立と秩父宮は違いますか？

国立は違いますね。人も違いますし、やっぱり特別感が僕にとってはあったので。 早明と準決、決勝だけだったので。

――初めて国立に立ったときの気持ちは覚えてますか？

ずーっと長い期間、早明戦に向けていろんな方が協力してくれて、プロジェクトという形で進んでいって。写真撮影とか、取材とかもしていただいたんで、ついにきたんだなって。自分がそこに出るのが目標だったんで、まさか本当に出るとは思ってなかったんで、ついにきたなって感じでしたね。 当日は、実際緊張しすぎてあんまり覚えてないとか、あがっちゃったとかじゃないですけど、ぼーっとしてる間に全部終わっちゃったなって感じですね。もっと楽しみたかったなっていうのが本音ですね。

――去年、国立には3回立ってると思います、毎回感覚は違うものですか？

最初はやっぱりこれが国立かみたいな、本当に満員だったし、これはすごいなって、やっぱりその試合の後とか準決、決勝でここに絶対戻って来たいなって想いが強くなって。実際、準決勝で勝って、決勝行くってなった時に、ああやっと来たなって、よかったなって思いましたね。

――これまでのラグビー人生で辛かったことは？

全部自業自得なんですけど、中学生の時に僕たちの代が東京都で優勝したんですよ、初めて。その時、僕は試合出てなくて、それはやっぱり寂しかったですね。同期みんな出てて、僕ともう一人くらいですかね、出てなかったのは。あの時は本当に寂しかったですね。自分のせいなんですけどね、辛かったというか。

――それは、怪我とかで出れなかったんですか？

いや、普通に実力だと思います。

あとは、負けたときは辛いですね。引退決まった時とか、高校の時も辛かったし、去年も悲しかったし。

――辛いことがあって、ラグビーをやめようかなって思ったことはないですか？

辛くてやめようと思ったことはあんまりなかったと思います。中学生のときは悔しかったからやってやろって思ったし、高校の時も、負けて辛いっていうか悔しい、負けてわーってなったから、大学でもう一回やろうって思ったし。辛くてやめようと思ったことはないです。

――今でもどうしても納得できないこととか、悔しいことはありますか？

高校の引退試合は、絶対勝ってたなって、それだけは今でも納得いってないですね。

――どういうところに納得がいってないのですか？

いや、本当にたらればなんですよ。１００パー勝てる試合だったんですよ、本当に１００％勝てる試合で負けたんで。覚えてますね。

――中高の試合も結構記憶に残ってる方なんですか？

要所要所の自分にとって印象に残ってる試合は記憶に残ってますね。中学だったたら１、２試合だけだし、高校だと１試合、引退試合だけ… あんまり残ってないですね。