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――大学に入ってから一番印象的だった試合は?
去年の公式戦は、全部覚えてますね。
――初めて大学の試合に出た思い出は?
新歓試合だったと思うんですけど、僕が一年生の時の。ボッコボコにされたんで、これが大学かって思いましたね。当時、センターで坪郷さん(勇輝・H26商卒)とか高校が一緒だったんですけど、言ってしまえば強豪校出身でもないじゃないですか?早実なんで。それなのに試合したら一年でこんなに差ができるんだって感じたのをすごい覚えてます。
――坪郷さんとともに去年はグラウウンドで戦っていたと思いますが
高校の時、僕センターじゃなかったんですよ、坪郷さんがいた時は。でも坪郷さんとはすごいやりやすかったですね。
――試合前とか、プレーのことなど話しあったりしましたか?
全然話さなかったですね。感覚でやりやすいみたいな。坪郷さんが結構グイグイいくので、僕がそれに合わせるみたいな。グラウンド以外で試合の話とかしたことないっす。
――今年は、勝浦秋選手(スポ2)と組んでいますが、やりやすさなどはいかがですか?
やりやすくなってきましたね。向こう(勝浦)がどう思ってるかわかんないですけど、これからもうちょっと高めていけばもっと良くなるんじゃないかなって思いますね。
――初めて赤黒を着た時のことは覚えてますか?
オール早慶明で一緒やるのがOBの方々だったんですよ、誰でも知ってるような方々だったんですごい緊張しましたね。
――緊張するほうなんですか?
僕は結構しないって言いたいんですけど… しないふりしてるんですけど…順平(小倉順平・スポ4)ってしないって言いますよね?僕もそういう雰囲気は出してるんですけど、緊張しますね。
――緊張はどう解いていってるんですか?
自然と。だんだん慣れてくって感じですね。逆に、緊張感ないと僕は緊張しなきゃって思う方なんですよね。去年に比べると緊張しなくなってきてるんで、ちょっと無理やり緊張させたりとかしてますね。
――緊張しなくなってきたと感じるのはどんなところからですか?
ほわっとしてるっていうか、いつも通りすぎるところがあるんで。
――そういう時はどう緊張させてるんですか?
そん時によって違うんですけど、 自分を追い詰めてますね。
――普段、試合に臨む上でしていることは?
普段は勝手にそれなりに緊張するんで、しなかったらプレッシャーかけますけど。この試合だからこうとかじゃなくて、毎試合毎試合フォーカスするところを決めていて、今日はコレっていうのだけ意識していますね。
そろそろ「感謝」というテーマに沿ってお話を伺っていきたいと思います。
――では、感謝してる相手を教えてください。
誰かなー。この人っていうか…親とかはもちろんしてますし…でも、センターの人ですかね、センターの選手にはしてますね。
――どうしてですか?
去年からずっとそうなんですけど、全然実力差のないのに僕が出してもらってて、そういう環境だからこそすごく自分が成長できる実感もありますし、手を抜かないでみんな真剣に取り組んでる奴が多いと思うんで、本当にありがたいなって。そういうのはどこのポジションでもあると思うんですけど、改めてそういうのはありがたいなって思いますね。
――そんなセンター選手たちの代表として試合に出ていますが、その要因は?
運かな。ラッキーだったんですかね笑
――感謝してるってことは恩返ししたいのかなと思いますが
そうですね。やっぱ一番は、自分がしっかり役割を果たすことだと思ってるんで、去年もそうなんですけど自分が試合に出ている以上は、早稲田のセンターの代表として出ているので、早稲田のセンターが日本一だってことを自分が証明するってことが恩返しというか、感謝の気持ちを伝えたいなって思ってます。
――今後はどんな風にラグビーに関わっていきたいですか?
本気で取り組むのはあと二ヶ月、日本選手権入れて三ヶ月くらいなんで、選手として本当に一生懸命やりたいですね。現役としてはそこで終わりですけどでもただ、何も関わらなくなるわけじゃないと思うので。
後輩…早稲田の後輩だったり、早実の後輩だったりにもう少しラグビーのしやすい環境だったりとか、自分の後輩だけじゃないですけど、ここまでずっとラグビーのおかげで人間的に成長することができたと思うので、そういうのはしっかり恩返しじゃないですけど、ラグビーのために少しでも、微力だと思うんですけど、なにかやりたいなと思います。
早稲田のセンターの代表として出てるからには、早稲田のセンターが日本一だって証明する。 それが飯野選手なりの感謝の示し方だそうです。
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関連URL
早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト
エンジニアンズ(早稲田ラグビー応援集団)
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