9月21日、22日、学習院大学目白馬場において全早稲田対全学習院馬術定期戦(早学戦)が行われ、3勝3敗のイーブンになるも規定により勝ち点で早稲田が優勝を飾った。今大会は60回目の記念大会。天皇皇后両陛下もおいでになる中、華を添える形となった。
今大会は、現役選手に加え、高校生とOBの勝敗も加味される総力戦。馬場、障害の全6競技で優勝を争う。
1日目は馬場馬術競技第3課目B(3B)と学生賞典馬場馬術競技(学生賞典)、現役小障碍飛越競技(小障害)の3競技。最初の競技3Bは「良い馬を預けてもらい、それに応えられて嬉しい」と語った三宅紘一(政経4)が出場選手中唯一の6割以上の総得点率で圧勝し、1勝に貢献。「ここで勝てたのは大きかった」(五十嵐裕哉、創理3)と4年生中心メンバーが奮闘し、早稲田に勢いをもたらす。早稲田にとって「手堅くいきたい」第2競技学生賞典は安定した演技が光った。「あまり試合で使わない馬だったので納得できるように準備してきた」(本人談)畠山聖(スポ3)は歩数を変える際のミスが1か所あったものの、全体をうまくまとめて優勝。続く2位も五十嵐が固めた早稲田が2勝目をあげる。しかし、第3競技の小障害は失権が相次ぎ、ゴールした唯一の廣兼佑亮(政経3)も「情けない。練習でもあんなひどい状態はない」と反省する結果に。
優勝がかかる2日目に行われたのは高校生障碍飛越競技、OB障碍飛越競技、現役中障碍飛越競技。高校生とOBが納得のいく結果を残せない中、最終競技で1日目の学生賞典でも活躍した五十嵐と畠山、そして長谷部悦郎主将(法4)が魅せる。「みんな大きな緊張をしなければ大丈夫」(五十嵐)との言葉通り、1位、2位、4位で競技を終えた。
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6月から3か月ぶりの試合というブランクを微塵も感じさせなかった畠山
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伝統ある一戦をものにした早稲田。6連覇という偉業は早稲田史上タイ(18年前に達成)の記録だ。しかし、早稲田に歓喜に浸っている暇はない。11月には全日本学生が控えている。「全日本学生に向けてこれから調子をあげていきたい」(畠山)と次の戦いに備えてひた走る。
※選手によるコメントは下記URLよりご覧いただけます。 ☆選手コメント 三宅、五十嵐、畠山、廣兼
◆第1競技 馬場馬術 3課目B
1位 三宅&コーラルウィンド 63.115%
4位 暮地&稲麟 57.246%
5位 長尾&稲武 56.739%
7位 佐藤&稲彩 53.985%
◆第2競技 学生賞典馬術競技
1位 畠山&リアルヴィジョン 58.981%
2位 五十嵐&ファイネス 58.888%
4位 後藤&稲武 55.964%
◆第3競技 小障害飛越競技
3位 廣兼&Gグラナダ タイム69.54 タイム減点0 障碍減点8 総減点8
2反E 栗栖&稲斗
2反E 工藤&コーラルウィンド
◆第4競技 高校生障碍飛越競技
2位 安藤&トリトンS タイム66.72 タイム減点0 障碍減点16 総減点16
2反E 下&コーラルウィンド
◆第5競技 OB障碍飛越競技
●小穴OG&貴桜 タイム81.31 タイム減点2 障碍減点4 総減点6
●恒光OB&トリトンS タイム68.25 タイム減点0 障碍減点20
○秦OB&矛桜 タイム77.75 タイム減点1 障碍減点4 総減点5
●池田OB&コーラルウィンド 3反E
◆第6競技 現役中障碍飛越競技
1位 五十嵐&稲隆 タイム74.52 総減点0 JOタイム38.07
2位 畠山&稲斗 タイム74.25 総減点0 JOタイム47.47
4位 長谷部&稲帥 タイム66.34 障碍減点4 総減点4
2反E 大澤&稲玄
総合優勝 早稲田大学
総合準優勝 学習院大学
関連URL
馬術部公式ホームページ
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