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2005/5/26掲載 

スピードスケート 土井槙悟 第1回

(昨年度第6回はこちらへ)

 早稲田大学スケート部スピードスケート部門、土井槙悟。高校時代には世界ジュニア選手権総合優勝をはじめとした輝かしい戦跡を残し、大学入学後もW杯メンバーに選ばれるなど日本スピードスケート中距離界においてその存在感を知らしめている。もちろん大学入学後は決して楽な道のりばかりではなかった。昨シーズンは長期に渡るスランプに陥り、W杯代表メンバーから漏れるなど苦しんだ時もある。そんな彼もいよいよ最終学年。悔しさだけが残った昨シーズン、そして3月の束の間のオフを振り返ってもらうとともに、大学ラストイヤーとなるこの1年への意気込みを語ってもらった。

 

 土井槙悟選手プロフィール
北海道・白樺学園高校卒業
早稲田大学人間科学部スポーツ科学科4年
実績:インターハイ、世界ジュニア選手権、全日本距離別選手権優勝、中学・高校・日本ジュニア記録保持等

――まず、昨シーズンを振り返っては。
 もう去年のことはあまり考えていないです。最初の選考会は思い切ったレースができたとは思いますけど、あまりいいレースはできなかったので。
 課題はいくつかあるんですけど大きなところではあまりないので。それより去年は滑りより、気持ちの面で負けていた部分があったかもしれないので、その部分を改善して気持ちだけは負けないようにしていきたいと思っています。今年は常に自信を持ち続けて、自分のスタイルを貫いてやっていきたいです。

――3月のオフはどのように過ごしていたのですか?
 完璧にオフにしたのは2週間ぐらいです。それで来年に五輪を控えているということもあって、オフの間も友人と体育館に行ってバレーをしたり卓球をしたり、また実家が農家なので、家でも仕事を手伝うなどして心地良い汗が書ける程度で体は動かしていました。去年のデータを見た感じでは、例年オフに一カ月休んだ時の筋肉の落ちが予想以上にあったので、自分なりにうまく調整しつつ、ある程度体を動かすようにはしていました。軽く就活とかもしていましたし、オフはいろいろな面で充実していましたね。


 昨シーズン最終戦の全日本選抜競技会
 

――昨シーズンは最後までモチベーションを保つのに苦しんでいたような印象がありましたが、オフを経て気持ちはもう切り替わっていますか?
 去年のことからは気持ちを切り替えています。オフにも先輩とかコーチとかに会っていろいろなことを言われましたけど、もう去年のことばかり振り返ってもしょうがないので。逆にプラス思考で考えて、去年悪くても、その分今年にいい波がくるんではないかと考えています。

――今のトレーニングの状況は?(取材日4月中旬)
 まだまだ本格的な練習といった感じではありませんが、ようやく今週ぐらいから徐々に練習を始めている感じです。トレーニングは従来と大きい部分では変えないとは思いますけど、細かい部分で自分なりに変えていこうというのは何箇所かあります。周りの選手も4月ぐらいから徐々に体を動かしてきているというのを聞きますし、それに合わせるように自分も動き始めているような感じですね。


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(TEXT、PHOTO=中島和朗)

 

 


 
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