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   左京泰明(早稲田大学ラグビー蹴球部)
TEXT=山田浩平
Photo=村上友重(Ag_text)
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昨年度の江原組は早明戦には勝ったものの、不本意なシーズンに終わった。今年度の左京組の活躍に期待がかかる。


──山下選手(WTC・CTB3年)や上村選手(FL3年)、西辻選手(FB(今期より)4年)などタレント性のある選手が揃っていると言われていますが。
 あまり意識はしていないですけど、山下のカットアウトなど、相手より勝るプレーがあるわけです。そういうのは本当に伸ばしていって、オプションとしてサインプレーなどどんどん絡ませていきたいと思います。今のラグビーは全員のレベルの高さが必要で、プロップでもタックルが出来ないといけないと勝てないなど、全員のレベルアップというのがすごい必要ですからね。

──そのような選手に加えて有望な新入生が入ってくると、まとめていくのは非常に大変ですね。
 1年生に関して言うとやはり主将の影響も多いと思いますが、その代である4年生の影響というのがすごいあると思います。早稲田の考え方とかラグビーに対する姿勢とかは僕1人ではなくて、その代の4年生や、他の上級生の後ろ姿などを見て感じて学んでいってほしいと思います。タレント性のある選手が多いと言うことについては、まとめるのはそんなに大変ではないですね。僕の代の4年生はすごいしっかりした選手が多くて、安心して全体としてうまくいくと思います。

──今期の目標を教えてください。
 当然、大学選手権で優勝して大学で日本一になることです。

──早明戦についてはいかがですか?
やはり、毎年行われていて伝統的に重みのある、そしてあれだけのお客さんの入ってくれる一戦ですから絶対に負けられないですね。

──最後に、早大生に向けてメッセージをお願いします。
 やはりラグビーはサッカーや野球などに比べるととっつきにくいと思うのですが、一度試合まで足を運んでいただければ魅力がわかっていただけると思うので、一度来てください。応援がピッチにいても聞こえるのですが、本当に嬉しいので是非応援しにきて頂きたいですね。

 早稲田が最後に大学選手権で優勝したのは実に11年も前のこと。長らく優勝という結果からは遠ざかっている。しかし、昨年度は早明戦に5年ぶりに勝利するなど復調してきた。同じく早稲田が長らく不調だった時期があった。1988年、早稲田が大学選手権で優勝したとき、その優勝は奇しくも、11年ぶりだった。
 今期、左京主将のもとラグビー蹴球部は11年ぶりに大学選手権優勝を目指す。左京主将の物静かな口調が自信を感じさせた。早稲田ラグビーの完成へ、期待が集まる。




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