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    新井広憲(競走部長距離ブロック主将)
TEXT=宮崎厚志(早稲田スポーツ新聞会)
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# ワセダのエース=学生長距離界のエースとなるエース争いをしたい。

 2001年1月8日。屈辱のシード落ちから5日後、雪の積もった所沢キャンパス陸上競技場で早大競走部・長距離ブロックの新たな1年がスタートした。新チームの始動に際して上位10〜14人の選手から成るAチームとそれ以外のBチームとに分かれ、練習メニューが個人の判断に任されるという大改革が行われた競走部。改革、およびこの1年の展望を、チームの核である新井広憲新主将(人4)が語った。(このインタビューは雑誌「START!」用に今年2月終わりに行われたものです。)

―新しいチームになって2ヶ月ほど経ちましたが、チームに変化などは出てきましたか?
 新体制で始めてちょっとしか経ってないんで成果ってのはまだ出ていないけれど、個人個人が悔しい気持ちを持ってやっているので。自分にしても、個人で練習するシステムになって、この2ヶ月間考えていたとおりの練習が積めているし、みんなもそうだと思うんで、成果が出るのは先だと思うけど今は結構いい感じですね。

―ということは遠藤コーチ(昭60教卒)の新しいシステムはいい方向に機能していると?  そうですね、今のところは。

―主将として箱根駅伝やその予選会に向けてどういうチームにしようと思っていますか?

新井広憲(あらい・ひろのり)
人間科学部スポーツ科学科4年。早稲田大学体育局競走部長距離ブロック主将。1979年9月19日生まれ。兵庫県私立報徳学園高校卒。箱根駅伝の成績は99・3区11位、00・1区10位、01年・1区11位。


 予選会についてはそこまで考えてないんですけど、箱根駅伝は2001年にやってきたことの集大成となる場所だから、そこに行くにあたって優勝を狙えるチームで臨みたいと思ってます。夏までに計算できる(現主力)選手もこれから伸びてくる選手も、結果を出して、ある程度狙えるんじゃないかというチームを。実際箱根で3位以内に入れるようなチームじゃないと優勝というのは口に出来ないと思うから、それぐらい優勝を視野に入れられる状態で駅伝シーズンに入れるチームを夏合宿までで作りたいですね。

―去年と変えていこうという所は?  
 去年のチームにしても1年通してすごく良かったと思うんですよ、ムードとかも。でもやっぱり結果が良くなかったから箱根終わった後に周りからも否定されたりして。そういうのはちょっと自分の中でも心外だったんで、去年の4年生には申し訳ないという気持ちがあって。特に今年になってから変えていくことはそんなにないと思ってます。

―新4年生をはじめ、かなり個性の強いメンバーが揃ったチームですが? 
 
どうしても大学の長距離っていうと箱根駅伝が取り上げられがちなんですけど、個々の目的ってものがあると思うんですよ。小さくひとくくりにしてしまわなくても、強くなろうという点では同じなんで、具体的な目標はバラバラでも各自目指しているものに向かってやっていればそれは全然いいと思ってます。お互いが刺激しあってチームは活性化されていくと思うんで。そういう感じで夏までは過ごして、夏合宿を越えてからは秋の予選会とか全日本大学駅伝とかにそれぞれが目標を合わせていくと思うんで、そういう時に今までの各自の練習が集約されていけばいいと思います。

―じゃあチームとしてまとまってくるのは秋以降でいいということですね。  
 そうですね。

 



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