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   新井広憲(競走部長距離ブロック主将)
TEXT=宮崎厚志(早稲田スポーツ新聞会)
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―佐藤(敦之・平13人卒・前駅伝主将)さんが卒業されて、今はエース不在と言える状況だと思うのですが、森村(哲・人3)選手、原田(正彦・人4)選手をはじめ空山(隆児・人1)選手などの新入生も含めて実力はほぼ横一線だと思います。その中で新井選手自身はどう別格になろうとしていますか?
 
当然やるからには誰にも負ける気はありません。でもチームのことを言えば誰がうちで一番強くてもいいと思うんですよ。要は選手たちが他の大学に負けなければいい。もし仮に自分がチームで3番目でも他の大学を入れても3番目であればいいと思うんで。まあ、そうは言いますけど、自分の中ではワセダのエースっていうのは学生長距離界のエースでもあるので、多少のこだわりっていうか、負けていいとか思ったことは一度もないし。自分の中では頭ひとつ抜けるっていうか絶対的な力を手に入れるためには、いかに継続して練習するかっていうことなんで。ケガに負けない体を作ることが自分の冬のテーマで、今はそういうふうにやっています。

 


―上のクラスの選手たちには自分がワセダのエースになる、もしくはすでに自分がエースだというような雰囲気はあるんですか?  
 やっぱり原田にしても森村にしても自分がエースだと思ってやってくれてます。彼らも負けてもいいと思ったことは一度もないと思うんで。そういう意味ではエース争いっていうのは、うちの大学の枠を越えて全ての大学の中で上にいける選手になれればいいと思っています。

―各々が自分の目標に向かい、結果チーム全体が強くなるという方針ですね。  
 そうですね。

―それでは今年一年のチームの目標と新井選手自身の目標を。
 自分としてはこのまま練習を継続してやるということ。継続してやれば絶対結果は出ると思うんで。長距離の中でも短い距離が得意なんですけど、得意な分野で関東インカレとか種目別選手権とかを勝つということを前提に練習して、今年はユニバーシアードがあるので、それが目標ですね。チームとしては各自が目標を立ててやっているんで、各自の目標にまい進してもらって、夏までに優勝を視野に入れて駅伝シーズンを迎えられるチームを作るというのがまずこの半年間の目標ですね。それを達成した上で、秋以降箱根駅伝総合優勝というのを目標としたいですね。

―では史上2校目の予選会からの総合優勝を期待してもいいわけですね。  
 はい、・・・はい。

 第72回箱根駅伝で初めて予選会出場からの総合優勝を達成した神奈川大。しかしそのシード落ちは71回大会での途中棄権によるものだ。つまり、前年10位以下から優勝した大学は事実上存在しない。前人未到の快挙に挑む競走部の1年間に注目だ。

 




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