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ラグビー早慶戦過去5年間の戦績
回 |
年 |
スコア |
75 |
平成10年 |
○35-21 |
76 |
平成11年 |
●21-29 |
77 |
平成12年 |
●10-31 |
78 |
平成13年 |
○54-21 |
79 |
平成14年 |
○74-5 |
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今年のラグビーシーズンもいよいよ後半戦。今週の日曜日、23日には早慶戦が行われる。昨年こそ74-5という一方的な展開に終わったが、毎年アカクロとタイガー軍団との激しい戦いが繰り広げられている一戦である。ここまでワセダが5戦全勝、対する慶応は4勝2敗の戦績である。ここではラグビー早慶戦を前に、両校のここまでの戦いぶりを振り返りながら、戦力分析を行ってみたいと思う。
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早稲田の戦力分析
昨年は悲願の大学王者に輝いた早稲田。王者として臨む今シーズン、春、夏の練習試合で関東学院に苦杯をなめたものの、9月に行われたケンブリッジ大戦の勝利で上昇のきっかけを掴むと、迎えた対抗戦では破壊力抜群の展開ラグビーで5連勝を飾っている。昨年の大学王者を勝ち取ったメンバーから、山下(現サントリー)、田原(現サントリー)、高森(現神戸製鋼)といった主力が抜けたものの、それを補う新戦力も台頭してきている。とくに、一年生ながらレギュラーの座を確保した首藤(スポ1)と曽我部(スポ1)の二人は要注目である。首藤は163センチと小柄ながらも、柔道で培ったパワーと抜群のスピードを武器に、何度も相手ディフェンスを切り裂いている。スタンドからの歓声も多く、山下に代わる早稲田の顔としても期待されている。一方の曽我部は、とても一年生とは思えない非凡なパスセンス、そして安定したキックで早稲田を牽引している。この一年生コンビ以外にも、SHの後藤翔太(教3)、FLの松本(人2)といった新戦力が台頭し、優勝メンバーが抜けた穴を感じさせないデキである。対抗戦の3年連続全勝優勝、そして2年連続の大学王者に向けて、早慶戦でつまづくわけにはいかないだろう。
慶応の戦力分析
まさかの敗戦。10月26日、慶応は筑波大学に6年ぶりの敗戦を喫した次の日、新聞にはこのような見出しが躍った。それから1週間後の11月4日に行われた慶明戦でも敗れ、慶応の今シーズンはとても苦しいシーズンとなっている。主将の廣瀬を筆頭にケガ人が続出し、フルメンバーがなかなか組めなかったのがその原因だろう。しかし、ケガ人も復帰した帝京戦で快勝し、沈滞ムードだったチームに活気が戻りつつある。早慶戦の注目選手は、猪口、廣瀬のふたりである。ふたりともケガでシーズン序盤こそ出られなかったが、早慶戦に照準を合わせて復帰してきた。猪口はフォワードの、廣瀬はバックスの中心選手であり、試合経験も豊富である。このふたりが本来のプレーをしてくれば、早稲田も苦戦を強いられることとなりそうだ。
今年の早慶戦も早稲田有利との声が圧倒的に多いが、慶応にとっても伝統の一戦だけにそうやすやすと負けられないであろう。奇しくも、両チームで主将を務める大田尾と廣瀬は同じポジション(SO)である。大田尾、廣瀬のどちらがチームを勝利に導くパスを送れるのか。80回目のアカクロ×タイガーの決戦は、23日、14時にキックオフである。
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