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早大
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21
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7-7
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16
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東海大
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14-9
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0-0
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0-0
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関東大学アメリカンフットボールリーグ戦グループB
11月9日(土)大井第二球技場
早稲田は4勝2敗で創部史上初の
クラッシュボウル進出が決定した。
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「ありがとうございます、ありがとうございます」。クラッシュボウル(関東大学選手権)進出が決まり、涙しながら精一杯の声を出すマネージャーの方の姿が印象的だった。それだけ、このクラッシュボウル進出までの道のりは険しいものだった。
前々節で専修大に破れ、自力でのクラッシュボウル出場が消滅した早稲田は、残る日体大と今日の東海大の2戦は勝つしかなかった。前節、日体大には勝ったが、今日の東海大は勝ってもクラッシュボウルの進出が果たせるとは限らない状態の中でこの試合は行われた。この試合とその後行われる専修大と日体大の結果如何で今季の米式蹴球部BIG
BEARの運命が決まる。
試合はいきなり動いた。早稲田のキックオフで始まった第1Qだったが、連続して相手に走られ1st downを獲得されて自陣37yd地点まで進出されると、続く攻撃でOB→RBと渡ったボールが弾道高く右奥に放たれる。それをそのまま相手にキャッチされていきなりタッチダウンを奪われる。キックも決まり開始わずか1分9秒に0-7とリードされてしまう。だが、その次のドライブで早稲田も反撃。キックオフリターンを自陣23ydしか戻せなかった早稲田だが、ジワジワ反撃する。両WR、RBなどが確実にゲインしていく。最後は6分1秒、TB泉の6ydタッチダウンラン。WRを1人にしてFB島崎を入れたオプションプレイが好を奏した格好だ。キックはFB神が確実に決めて7-7と同点に追いつく。続く東海大の攻撃はDL豊田、LB下地などの踏ん張りでパントから攻撃権を奪回するが、早稲田は攻撃権を活かせず再びパントで攻撃権を返してしまう。相手に渡った攻撃権、ラン主体で攻めてくる相手を止められない。DL藤原など踏ん張るが自陣半ばまで進出されたところで第1Qが終了する。
第2Q。第1Qから続く東海大のドライブ、一気に自陣5yd地点まで進出されるピンチ。ここで早稲田はDB高尾のナイスタックルなどでフィールドゴールでの3点に押さえる。4分32秒、得点は7-10。すると、早稲田もすぐさま反撃。TB泉が55yd一気に走るなどして今度は早稲田が敵陣5ydまで攻め込む。3回の攻撃で早稲田は残り1yd地点に。7分24秒、残り1ydのギャンブルプレイでFB神が中央を1ydのタッチダウンダイブ。キック成功で14-10と逆転に成功する。しかし、東海大も黙っちゃいない。キックオフリターンでスルスル一気に自陣27ydまで走られると、すぐに相手QBからのタッチダウンパスが通って早稲田のタッチダウンからわずか26秒後に14-16と逆転されてしまう。その後、WR斉藤へのパスがインターセプトされたが、早稲田もDB依田がインターセプトして攻撃権を取り戻す。しかし、残り時間はわずか。このまま終了かと思ったところでなんとQB波木からWR吉田への37ydのタッチダウンパスが鮮やかに通る。キックも決まり残り8秒で21-16と再逆転。しかし、点の取り合いもここまでだった。
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