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2003/6/15 [米式蹴球部]

関西大学に52-16で快勝!秋へと繋がる試合で春オープン戦を終える。

 
FB神聖選手
 

 
早稲田ディフェンス陣
 

 
早大
51
14-0
16
関西大
19-9
7-7
11-0
 
川崎インビテーション:早関定期戦
早稲田大学BIG BEARS×関西大学EAGLES
6月15日(日)等々力硬式野球場

 日本一王者立命館の壁に打ちのめされたヨコハマボウルから2週間。早稲田大学ビッグベアーズの春シーズン最終戦は関西大学イーグルスとの定期戦となった。関西大学は今年から久々に関西学生リーグDiv.1に復帰を果たしたチーム。この春は、一昨年まで関東8連覇を果たし、今年も早稲田とともに優勝候補の一角である法政大学に対して完封劇を見せるなど、去年まで関西2部にいたチームとは言え侮れない相手だ。5/18の早慶対校戦、6/1ヨコハマボウルそして今日と、2週間間隔でオープン戦を行ってきた早稲田が春の最終戦で出す答えは果たして○か×か、それとも…!?

序盤から早稲田オフェンスが爆発!

 早稲田のキックオフ、関大のリターンで始まった第51回目を迎える定期戦。早稲田は最初の攻撃シリーズで立命館との戦いで発揮できなかった本来の攻撃リズムを見せ、あっという間に第1ダウンを3度更新。ゴール前のプレーからQB波木からTE安村へのタッチダウン(以下TD)パスが通り、あっさりと先制点をモノにする。また、ヨコハマボウルでは完全に封じ込められたFB神の力強いラッシングも完全復調。度々ロングゲインを見せ、そこからチャンスに結びつけたプレーも目立った。ヨコハマボウルでは試合開始直後のプレーでTDを奪われた。攻撃面では立命館の前に前半一度たりとも第1ダウンを獲得することができなかった。しかし、2週間で見事に修正してきた早稲田大学ビッグベアーズ。その反省が十分に生かされた今日の前半戦であった。

早稲田守備陣もビッグプレーを連発!前田、松丸で計3つのインターセプト。

 33-9と攻撃面が目立った前半戦。それに対し後半は早稲田守備陣の活躍が際立った。後半最初の得点を関大に奪われるも、そこからは要所要所で守備陣にビッグプレーが生まれる。第4クオーター1分36秒にCB松丸が相手QBのパスをインターセプト。このプレーで得た攻撃権で、後半から入った1年生QB新田洋がTDを決め、守備から攻撃のリズムを生む理想的な展開に。6分40秒にはSF前田がこの日2回目のインターセプト。その他にもDL有泉、豊田らが果敢に前へ出るプレーが目立ち、「ディフェンスから勝てるチームを作る」という有泉主将の言葉通りの展開を試合で見せた。守備陣の好調ぶりが攻撃にもいい影響を与える。後半は波木に代わって前出のQB新田洋がフル出場。登場直後は第1ダウンが奪えず終わるシリーズが続いたが、得意の自らキープするプレーで流れを作ると、その後は兄であるTB新田潤との息の合ったラン攻撃が機能。また、レシーバー陣との呼吸も徐々に合いはじめ、波木のサポート役として秋の公式戦に期待できる内容だった。終わってみれば今季最高の51得点。守備では2ケタ得点は許したものの、今季一と言うに値する動きを見せ、秋に控える関東大学リーグ戦に大きく繋がる結果となった。

※文中に登場するポジション等の用語語注は『5/16有泉彰人主将インタビュー』『5/17掲載の早慶アメフト対校戦観戦ガイド』『5/30掲載のヨコハマボウル観戦ガイド』などに掲載しています。ぜひご参考になってください。

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早稲田大学米式蹴球部公式サイト
関西大学アメリカンフットボール部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT・PHOTO=長友亮太)
 


 
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