関東インカレ最終日、女子400mH決勝。羽角彩恵(スポ4)が今大会2度目決勝の舞台で見せたのは、まさに"4年生の走り"だった。
1週目に行われた100mHで、羽角は予選、準決勝と安定した走りを見せ2年ぶりの決勝進出を決めた。表彰台の期待もかかった決勝であったが、序盤からリズムに乗りきれない様子で上位とは差がついてしまう。結局、追い上げはかなわず第7位。関カレでの自身最高順位ではあるが、実力を発揮できたとは言い難く、悔しい結果となった。
そして迎えた2週目、「(100mHの)残念だったという気持ちは切り替えて、けれど最後の関東インカレをみんなで頑張ろうという思いは変えずに」挑んだ400mH。羽角は予選でいきなり自己ベストを更新した。もともと100mHをメインで取り組んでいるため、400mHへの出場は多くはない。「今まで400mHに出ていなかったので、それでベストも出たのかな」というが、続く準決勝でもさらに記録を更新。より短い100mHを専門としているとは思えないほどの後半の伸びで組1着となり、決勝進出を決めた。
大会前の羽角の持ちタイムは61秒20。予選、準決勝とタイムを更新し、60秒46にまで上げていた。しかし決勝には60秒を切るタイムを持つ選手たちも出場している。決勝スタート前の注目選手紹介では、そのような選手たちとともに、羽角の名前もあげられた。
そうしてスタートした決勝でも、羽角はきれいなハードリングとリラックスした走りを見せた。前半はやや他の選手に遅れをとっていたものの、後半に追い上げ、前を行く選手をとらえていく。最後のハードルでトップと並ぶと、最後は意地の走り。ラストの直線でかわし、優勝のゴールに飛び込んだ。「悔いを残さないよう、全力を出し切ろうという気持ちで臨んだ」との言葉通り、ゴール後はすべてを出し切ったように倒れこんでいた。
決勝のゴールタイムは59秒21で、大会前の持ちタイムを約2秒縮めた。まだまだ伸びるのではと期待してしまうが、競技は大学いっぱいで引退するという。この決勝で見せた全力を出し切る走りは最後という思いの強い4年生だからこそできたものだろう。後輩の目にもしっかりと焼きついたに違いない。
中学からハードル一筋でやってきた羽角。競技者としてのラストイヤーである今年、まずは関カレで最高の結果を残した。「最後なので、一番になりたい」という全カレでも、素晴らしい走りをしてくれるだろう。
羽角彩恵(スポ4)
100mH 予選 14秒35 2着, 準決勝 13秒93 2着,決勝 14秒14 7位
400mH 予選 60秒99 2着
,準決勝 60秒46 1着,決勝 59秒21 1位
※選手によるコメントは下記URLよりご覧いただけます。
☆選手コメント
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