(前ページの続き)4時、夕飯。ルー物が多い。面白い話を聞いた。
「洗い茶って知ってますか?ご飯を食べたあと、食器にお茶を入れてしゃかしゃか洗って飲むんです。それをいまどきの若い人は嫌がって。笑。田舎では良くやること。カレーとか洗うのはいやだけど、もう慣れました。工夫ですよ。水分取るのもあるし、ごみも出ないし。合理的。」
「その後、名前だけの『ティーパーティー』です。笑。お菓子とかつまみつつ。チョコレートとかかな。糖分取るのが目的。容量が少なくていっぱい当分の取れるもの。」
終了日はお酒を飲んでいい。上級生が隠し持ってきてみんなに振舞ってくれるという。そして、初恋談義に花を咲かせる。
8時就寝。
脱走したした人も昔々いたらしい。多分無事に帰れたんでは?誰も知らないという。。。。
ワンゲルの光と影
山登りのある一日。中学生の時の登山を思い出した人も多いだろう。一見楽しそう。そう、そうなんだけれども、集団行動には苦労もあったことを忘れてはいまいか。男女一緒に行動するワンゲル、しかも競技でないため基準がなく曖昧。例えば、山登りは一番遅い人がペースメーカーとなって隊全体を動かすことになるが、そのペースメーカーはほとんど一年生の女子がなってしまう。体力の差は否めない。ただ、そこに彼女は重責を感じるし、周りは変に遠慮してしまうこともある。
「もっと話し合っていきたい。」
彼女は切に願っている。お互いに話をすれば、分かり合えることもあるし、納得した上で妥協点も見つけることができる。男女一緒という難しさは確かにあるが、ワンゲルにはそこを乗り越えるチーム力を養っていく楽しさもある。今、早稲田のワンゲル部は総勢22名。女性が3人しかいない。お互いを理解しようとする姿勢が欠け、やめてしまう部員も多いと言う。その中でも彼女は楽しく、前向きに頑張っている。
今の彼女の思いは「話し合いたい。」という言葉に集約されている。次回は「話し合い」をテーマに少しまじめなお話を。夏合宿(8月3日〜三週間)も目前だ。
――では今回のインタビューの最後に一言。
「女の子来てください!」
ではまた来月!
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