WasedaWillWin.com
 


  特別企画[三原学×一政貴志] 
Realvoice年間プロジェクトトップページはこちらへ。

1年間取材を続けてきたRealvoice年間プロジェクトもいよいよ最終回になる。この企画ではメインの4人の他にも様々な人の協力を得て継続してきたが、今回はその中から、ア式とバスケ部の両主務の対談を企画した。高校までの部活には殆どなく、しかし、大学の体育会には不可欠な、主務。主務としての仕事から、今想うことまで、率直に聞いてみた。
(注:なお、2人は、同じ“主務”という役職ではありますが、一政さん(ア式主務:以下、一政)は、選手兼主務、三原さん(バスケ部主務:以下、三原)は、専任の主務でした。その辺りの違いにも注目してお読み下さい。)
あぁ、俺たち1部に上がるらしいよ

司会:お二人は今日が初対面とのことですが、お互いの「主務日記」は見ていましたか?

三原:一政さんの文章面白いですよね。かなり参考にさせてもらいましたよ(笑)。

一政:僕は、バスケ部の何度も読みましたよ。いやぁ、応えられないっすよね、今年のバスケ部は。体育会の醍醐味っていう、(1部への)上がり方ですよね。最高ですよね。

三原:そうですね〜。でも、実はあの辺になると、(1部に昇格できてもできなくても)どっちでもいい、っていう心境になってました。ただ、ちゃんとした試合ができればいいな、って。で、気がついたら、『あぁ、俺たち1部に上がるらしいよ。』ってそんな感じでした。

司会:バスケ部は、ほんとにエキサイティングな1年でしたよね。お二人の今年一年は自分の目標に対してどうでしたか?

三原:チームとしては、「早慶戦に勝つ、1部に行く、インカレで上位になって、全日本に出る、」という目標を全て果たせたから、良くやったかな、って感じですね。自分自身の仕事としては、選手に対しては常にやる気をおこさせることに気を遣い、主務の事務的な仕事は、率先して仕事をし過ぎない、ってのがテーマでした。自分が仕事をやってしまうと、後輩に引き継げないから。その両面とも仕事は果たせたと思います。

一政:僕の方は、自分自身としては、自分が選手として出る、チームとしては1部復帰という目標があったのですが、目標とかけ離れてしまったのは残念です。(後輩とかには)申し訳ないです。でも、後悔はしてません。

司会:でも、サッカー早慶戦はすごい盛り上がって成功でしたよね?

一政:早慶戦は、学院生(一政さんは早稲田高等学院サッカー部主将でした。)のころから見に行って妥協できないとこでしたから。今年は入場者数6000人を目標にして、結局、前年度比25%増の5900人来てくれたので、PRした自分としては良かったです。また、昨年の早慶戦の半券からデータを取ったら、70%がサークルの人だったんですよ。サークルってのは4年周期だから、1年生がサークルの幹事長とかになった時にみんなで来てくれるように、種まきの意味も込めて1年生には招待券も配りました。応援部にも協力してもらって会場も盛り上がったし、将来の1万人を考えての活動も出来たと思います。


1/4

(TEXT=鈴木英介、PHOTO=中村将之・山下葉子)

 

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる