━━勉強と陸上の両立について
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激しいレース。箱根駅伝はまさしく正月の顔だ
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後藤:理工学部の機械工学科なのですが、今は院試も終わって無事卒業できれば院に進みます。卒論の方は今一生懸命やっている所です(笑)。締め切りは一月の下旬なので、十二月の下旬と言われるよりはまだ箱根駅伝に集中できるので、良かったなと思っています。理工学部には部活をやっている人は少ないですけれども、競走部にも同じ理工生はいますし両立してきた先輩もいるので、大変かもしれないですけれど不可能ではない、とずっと心に決めてやってきました。それに同じゼミ生にラグビー部の人がいるので、その人とはお互いに切磋琢磨して良い影響を与え合ってきたと思いますね。でも、一般の県人寮に住んでいるので普段はひとりで練習をするのですが、誰も監視していないのもあって自分の弱さに負けそうになります。周りの寮生は普通の学生の生活を送っているので、その誘惑もありますし。でも、自分に負けたらそれで終わりですからね。
篠浦:僕のいる人間科学部のスポーツ科学科では、たとえばスポーツのマーケティングやコーチングなどスポーツに関することをいろいろ勉強するのですが、その中でも筋肉など体の仕組みについての勉強が好きですね。自分の競技にも生かせますし、将来は地元に帰って体育の先生になりたいと考えているので。今までに自分が成功してきたこと失敗してきたことを踏まえて、自分から積極的に行動するような生徒を育てていきたいなと思っています。みんなからはよく「熱血先生になりそう」とか言われるのですが(笑)。そのために教職も取っているのですが、陸上との両立という面では大変ですね。遅い時間に授業がはいることが多いので、練習が終わってから授業に行くことも多いです。授業中は寝ない派なのですけれど、本当に疲れている時は気づいたら下を向いていて・・・、「あれ?」って(笑)。一年生の時は慣れないのもあって陸上ばかりの生活だったと思います。勿論、最低限の勉強はして単位は取りましたけど、自分から積極的に勉強することはありませんでした。その時勉強の方もやらなければと思いましたね。
━━最近はまっていること
後藤:昨年から風水にはまっていて・・(笑)。「理工学部の人ってそういうの信じないのではないの?」とか言われたりしますけど、逆にそういうことも積極的に取り入れていきたいなと思っています。
篠浦:最近クロスワードが好きで(笑)。
後藤:それは先輩の影響がかなり入っていますね(笑)。
篠浦:森村(哲・人科4)さんと相楽(豊・人科4)さんがよくやっていたので。僕は出雲駅伝の前日に練習が早く終わったので、暇つぶしにでもやろうかと思っていたら・・、はまっていましたね(笑)。
━━陸上のために生活の中で気をつけていること
後藤:食事と睡眠ですね。鍛えるということは、それだけ体を傷つけているということですから、エネルギー補給と修復が大事です。食事は夕食だけ寮で出るので、朝食は自分で作ってお昼は学食で食べています。学食では栄養のバランスにも気を配っています。
篠浦:規則正しい生活をすることと、自分の体とのコミュニケーションを大切にすることです。例えば予想以上に疲労が溜まっている上に過剰な練習をしてしまうと、オーバートレーニングで体の調子が更に下がってしまうので、自分の体とコミュニケーションを取って正しい判断をしていけるように気をつけています。
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