実力が上の選手とも、100パーセントの力で互角に戦えますよ。
━━陸上選手としてのアピールポイント
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篠浦辰徳 人間科学部スポーツ科学科2年
松山北高校・愛媛県出身
1982年9月2日生まれ A型 168cm53kg
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後藤:どんな状況でもペースをまもって、自分の走りができるところですね。例えば、焦って最初に突っ込みすぎたり、逆に自分を抑えすぎて遅すぎたりということはあまり無くて、波の無い走りが出来てるのではと思っています。今までの経験からも、やっぱり大きな試合になるとテレビとかも来て人も多いですから、自分を見失いがちにはなるのですけれど、そういうところでもきっちり走りますね。篠浦や森村のような絶対的な強さは欠けていると思うので、相手が八十パーセントの力しか出てないところで、百パーセントの力で互角に戦います。
篠浦:後藤さんのそういう所は見習わなければと思っています。高校生の時は短い距離を走っていたので、一応スピードが売りだと思います。あと、積極性があると思います。全日本(大学駅伝)の時もそうでしたけれど、集団に追いついた時に後ろの方でチメチメと隠れて走っているのではなくて、前に出て「ついて来れるなら、ついてみろ!」くらいの積極的な気持ちで走ります。あと、競り合いになったら負けず嫌いなのも働いて、ほとんど負けないですね。残り一キロとかで仕掛けられたら、そこは負けたくないと思って競り合って最後はさして(笑)終わる。
後藤:レース中盤でどこまで離すかが、僕が篠浦に勝つポイントですね(笑)。
篠浦:後藤さんにはよく中盤離されかけますね(笑)。レースの途中で相手にスピードを上げられたら、弱いかもしれません。例えば、自分より確実に実力が上の人に積極的についていった場合はオーバーペースになってしまいますから、そういうのを見分ける力は必要だと思います。経験不足なので。
後藤:でも、まだ若いので怖いもの知らずという所が、この子の長所でもありますね。
篠浦:ひとつ間違えたら・・、諸刃の剣ですね(笑)。
━━試合前のリラックス法は
後藤:特にありません。試合前だから特別に何かをするのではなくて、普段から気をつけていることで、試合前でも自然に良い状態にしておけるようにと思っています。
篠浦:腹式呼吸をよくしています。吸う時におなかを膨らませて、吐くときにへこます。リラックスした状態のとき、人間は腹式呼吸で呼吸をしているらしいです。そういうことも意識して目を閉じながら息を吐くときに、溜まっている緊張も吐き出す感じでしています。
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4/5
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