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  米式蹴球部特集「安村健志選手インタビュー」
安村健志選手のプロフィールはこちらへ。

 先日の早慶戦で幸先の良いスタートを切った早稲田大学BIG BEARS。6/1に開催されるヨコハマボウルを前に、今回は安村健志選手にお話を伺った。実際インタビューをしてみて、プレー中とはまた違う彼の気さくな一面を垣間見ることができた。(米式蹴球部特集内にある他の記事と合わせて総合的に読むとより一層楽しめます!)


フットボールとの『意外な』出会い

中学ではバスケットボールをやっていた安村選手。早大高等学院に入学してから、転機が訪れる。安村選手とフットボールとの出会い。「つまらないですけど大丈夫ですか?」と前置きしつつも、こう話してくれた。「始めたきっかけと言えるものは実はないんです。高校に入ったときに、アメフト部の勧誘が本当に凄く毎日休み時間ごとに来てて、それじゃ行ってみようかとただ思っただけなんですよ」。関西では中学から始める人も多いが、関東では中学校に部活ですら存在しないのがアメリカンフットボールの置かれている状況。「経験者でなくても日本一になれる」という積極的な勧誘もあり、高校でフットボールを始めることした。「早稲田だからラグビーをやらせたかったみたいなんです、うちの親父は(笑)」。

QBからTEへ、一大決心の今季。

高校で始めたフットボール。その頃からQB(注1参照)としてプレーしてきた安村選手だったが、今年、大学4年にしてQBからTE(注2参照)へ大幅なコンバートを敢行した。司令塔的存在のQBからオフェンスラインの一角を担うTEへ。正直、とまどいや不安はなかったのだろうか。彼にこの質問をぶつけると、意外な言葉が返ってきた。「とまどいは全くないですね。元々TEをやりたいって言ったのは自分からなんです。志願したのは去年ですが、その時点では控えのQBもいなく、QBコーチからもQBで行ってくれと言われていたんです」。しかし今年は大型新人QBの新田洋選手(スポ1)が入学。大黒柱であるQB波木健太郎選手(注3参照)のバックアップを任せられる人材がチームに加わった。機は熟した。「今年ならTEに行ってもいいかなと思いました。ちょうどTEも人材不足で、安村がTEやったら面白いんじゃないかっていうのはコーチにもあったらしく、自分で志願していたぐらいなのですんなり順応できました」。

早慶戦での自己採点は50点ぐらい(苦笑)

去る5月18日に行われた伝統の早慶戦。安村選手は2本のタッチダウン(以下TD)を決め、BIG BEARSの勝利に大きく貢献した。「1本目のTDはTEがパスコースをチョイスするプレーでした。これは自分がQBをやってたときからのプレーで、今年は実際自分がTEに入って、春頃から健太郎(QB波木選手)とのタイミングが合ってきたので、それが試合で結果を残せて良かったです」。オフェンス全体では90点のデキだったという早慶戦。では、安村選手の自己採点は?「パスキャッチに関しては100点あげてもいいとは思うんですけど、全体としては50点ぐらいですね。(減点材料は)ブロックがさっぱりだったんで。慶應のDL相手に全然ダメだったので、これじゃ立命館にはお話にならないですね(笑)高校からQBだったんで、ブロックに関しては一からのスタートです」。(次のページへ

語注
(注1)QB=クォーターバックの略。アメフットの攻撃すべての起点でありチームの司令塔。
(注2)TE=…タイトエンドの略。OLの選手同様に相手の守備の選手がQBに襲い掛からないようにブロックしたり、RBが走り抜ける抜け道を作ったりすることが主な仕事。また、QBから短いパスを受けることもある。TEがいることで攻撃のパターンに更に幅ができる。
(注3)QB波木健太郎選手(法4)=BIG BEARSになくてはならない大黒柱であり副将。今年7月にドイツで行われるW杯日本代表に大学生で唯一選出された。

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(TEXT=長友亮太、PHOTO=伊藤薫〈早稲田大学米式蹴球部主務〉、長友亮太)

 

 


 
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