10月19日、第36回東京都大学サッカーリーグ戦で、早稲田大学ア式蹴球部は見事優勝を飾った。しかし、彼らは"優勝"という言葉に決して満足していない。数々の輝かしい実績を残してきた伝統あるア式蹴球部にとって、昨年度の東京都リーグ降格という結果は屈辱以外の何者でもなかった。「自分たちの戦う場所は関東リーグだ。」その思いを胸に、この一年間練習に励んできた彼ら。そして、その思いを爆発させる時機が、もうすぐそこまで迫ってきている。11月2日から行われる関東大学サッカー大会。この大会で良い成績を残せば、来年は再び関東リーグで戦うことができるのだ。今回は特別企画として、関東リーグ復帰を目指し、今まさに戦おうとしているア式蹴球部にスポットを当て、彼らの大会に対する思いと現在の状況を、2回に渡り伝えていきたいと思う。
都リーグ優勝の原動力となり、今後の戦いにおいても、確実にア式の大きな力となる選手がいる。初の学生強化指定選手として、またユース日本代表として、大学サッカー以外の場所でも数々の試合経験を持つ徳永悠平選手(人1)だ。サッカーの名門である国見高校でも活躍し、数多くの選手が高卒後のプロ入りという道を選択している中、彼は大学進学という道を選んだ。彼が大学サッカーにかける思いとは、一体どのようなものなのだろうか?
第一回は、大学サッカーとプロでの経験を生かし、今後更に進化していこうとしている徳永選手に、ア式蹴球部の一員として、また11月27日から行われるワールドユース代表として、今の思いを語ってもらった。
|
1/3
|
|