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キャプテン対談 第5回

キャプテン対談 第5回
競走部主将相川選手×競走部駅伝主将藤森選手



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――お二人は同じ部活内にいるわけですが、主将としてお互いに話や意見交換をすることはあるんですか?
相川: もういっつも。とりあえず(箱根の)予選会は通過して、正月頑張れよっていう意見は、1週間に1回くらいは言ってます(笑)。
藤森: 一方的に、長距離に対して主将から熱い言葉を……いただいてます(笑)。

――逆に藤森さんが相川さんに意見することは?
藤森: 短距離ブロックは、結構組織として成熟してるっていうか、それぞれがやるべきことをしっかりやって、それで結果を出してるんで、そういう意味で長距離ブロックはまだまだ未熟な部分が多いんで、こっちから言ったことはないですね。
相川: 言われた事ないです(笑)

――1つの部活内に2人主将がいることは、他の部活ではない事ですが、どうですか?
相川: 相川:陸上っていう競技の特性で、短距離と長距離は全く練習法とかは違いますし、バランスとってやっていけてると思いますね。


 

 

――では、相川さんが長距離の下級生に声をかけるって事はあまりないんですか?
相川: 僕は短距離なんで、長距離の練習方法とかは何もわからないんですけど、まぁ生活面やメンタル面に関しては何度か…。
ウィルウィン: 逆に藤森さんが短距離の選手に声をかけることは?
藤森: 普通に話したりっていうのはありますけど、競技の面でなかなかアドバイスできる事は少ないんで。でも、トラックシーズンは1人の結果が競走部全体の結果として見られるんで、長距離でも結果がでなかったら、短距離の上の学年から言われたりとか、逆に短距離の下の学年に(自分が)言ったりだとかはあります。

――お互いの仕事ぶりを見ていてどうですか?
相川: やっぱり長距離って、箱根駅伝がメインになるじゃないですか。どちらかというと個人よりもチームっていう形の中で、よくまとめてるなぁって思いますね。後輩の事も考えてるし。それで自分自身もどんどん調子上げていってて、怪我してる時でも、サポートにまわったりとか、主将として頑張ってるなって見てて思います。
藤森: 相川は、4年になってというか主将になって変わった感じがすごくあって。それまでは、結構個人主義みたいなのがあったんですが、主将になってからは、チーム引っ張ってく姿勢とかがすごく見られて、まぁ良い主将だなぁって(笑)。

――チームをまとめる立場として、大勢の後輩をどのように導いていきたいですか?
相川: この前も後輩にアドバイスしたんですが、大学4年間っていう短い期間だから、その中でストイックに競技だけに集中する時期が、まぁ1年くらいあってもいいんじゃないかって。特に1,2年生って、まだ高校生から脱皮してないっていう感じがするんです。もうちょっとストイックに、上を見てやってかないと、後悔したまま大学の競技生活が終わるっていう事を、最近常に後輩に…。
藤森: そうですね、すごく伸びてる後輩と、伸び悩んでる後輩で2つに分かれちゃってて、特に伸び悩んでる子達っていうのが、相川も言ってたように、高校時代の実績の事ばかり考えていて、なんか「高校の時こうだった」とか。だから競走部に入った以上、その中でどういう活躍をするかっていう事を意識してもらえるように、アドバイスなりできる事はやってますね。

 

 
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(TEXT=神崎風子、PHOTO=競走部提供、五十嵐文子)
 


 
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