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 箱根駅伝区間エントリー発表&レース展望

2007年第83回東京箱根間往復駅伝競走区間エントリーメンバー(12月29日発表)

区間
氏名
学年
学部
出身
10000m
ハーフ

1区

阿久津圭司
2
スポ科
群馬・東農大二
29.44.15
*60.46

2区

竹澤健介
2
スポ科
兵庫・報徳学園
28.19.22
62.26
3区
藤森憲秀
4
スポ科
長野・佐久長聖
29.05.58
62.39
4区

本多浩隆

3
スポ科
山口・下松
29.12.71
64.29
5区
駒野亮太
3
教育
東京・早稲田実業
29.17.92
64.33

6区

高原聖典
1
人科
佐賀・白石
29.39.87
*61.58
7区
三戸 格

2

政経
福島・磐城
29.53.51
*62.58
8区
飯塚淳司
3
スポ科
群馬・高崎
29.49.64
9区
河野隼人
4
スポ科
愛知・中京大中京
29.54.67
62.42
10区

尾崎貴宏

1
教育
秋田・秋田中央
30.05.03
*60.51
補欠

宮城普邦

4
一文
沖縄・沖縄尚学
28.54.80
63.30

補欠

小島将平
3
スポ科
大阪・清教学園
29.52.40
64.50
補欠

高橋和也

2
スポ科
埼玉・春日部東
29.29.05
補欠
三輪真之
2
人科
石川・星稜
29.44.86
64.49
補欠

加藤創大

1
スポ科
愛知・愛知
30.11.72
*61.23
補欠
神澤陽一
1
理工
東京・早大学院
29.39.97
*61.24
*は20kmのタイム
※各区間にエントリーされている選手は、箱根駅伝当日に補欠とのメンバー変更が行われる可能性があります。

 

レース展望

 新年2、3日に行われる箱根駅伝の各校の区間エントリーが12月29日に発表された。

 今年度のエンジの継走も昨年度と同様、阿久津圭司(スポ2)から始まる。今大会も1区は1万メートル28分台の選手が多く並び、スピードレースになる事が予想されるが、特に注目すべきは東海大が大エースの佐藤悠基をここで起用している事。昨年度の3区同様、佐藤は区間新に近い走りを見せる事が予想されるため、阿久津には昨年度の経験を活かし佐藤との差をなるべく小さく抑えてもらいたい。そして2区は渡辺康幸監督が以前から宣言していた通り、2年連続竹澤健介(スポ2)が務める。今季世界の舞台で更なるパワーアップを果たした竹澤。区間新を狙う走りでチームに貢献できるだろう。

 3区は主将の藤森憲秀(スポ4)、また4区は昨年同様本多浩隆(スポ3)が選ばれている。今季前半は故障などのため思う様なレースができなかった2人であるが、11月に入り藤森は上尾ハーフで、また本多は日体大記録会の1万メートルでそれぞれ自己ベストを更新。箱根に向け調子は上がっており、区間上位でのレースに期待がかかる。そして「山上り」の5区には箱根予選会でチーム内1位、個人総合3位の駒野亮太(教3)が2年ぶりに登場する。

 ここまでの鍵はやはり2区の竹澤であろう。1区で出来た前との差をどこまで縮め、順位を引き上げるか。また3、4、5区には力のある上級生が控えている為、ここでコツコツと順位を上げ、先行逃げ切りを狙う他大学に喰らい付いていく事が復路に向けても重要であろう。

 復路のスタート、山下りの6区には高原聖典(人1)がエントリーされている。また補欠には昨年度6区を走った高橋和也(スポ2)も控えており、どちらにせよスピードランナーであるため、思い切りの良い走りで区間上位に食い込んでもらいたい。そして7区、8区には三戸格(政経2)、飯塚淳司(スポ3)がエントリーしているが、今季急成長を見せた1年生の神澤陽一(理工1)、また三輪真之(人2)も有力な候補である。特に三輪は夏合宿での走り込みが最近結果として現れており、8区の難関、遊行寺の坂も持ち前の粘り強さと精神力の強さで乗り越えられるだろう。復路はこの6〜8区でどこまで粘れるかがポイントとなってくる。ここで往路の勢いを失うことなく確実に襷をつなげば、後は頼れる上級生が待っている。

 9区にはロードを得意とする河野隼人(スポ4)が3年連続で選ばれた。また10区には尾崎貴宏(教1)がエントリーされているが、今季1万メートルで28分台に突入し、上り調子の宮城普邦(一文4)が起用される可能性が高い。安定感のある河野、宮城の襷渡しならば、混戦が予想される上位争いでも十分に戦えるし、仮にそれまでの展開からシード争いに加わる事になっても、そこから抜け出す事が可能であろう。

 今年度の早稲田はエース竹澤の存在に加え、その周りを固める戦力も充実している。昨年度は失敗してしまったが、やはり今年も16人全員が体調を整え、走るべき選手が「いつも通り」の走りをする事が重要だ。そうすれば、戦力的にも自ずとシード権獲得、更には上位入賞が見えてくるだろう。

 

過去10年間の成績

1997年
5位
1998年
6位
1999年
10位
2000年
6位
2001年
10位
2002年
3位
2003年
15位
2004年
16位
2005年
11位
2006年
13位

 

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