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[競走部] 駅伝特集 「襷-TASUKI-」

箱根駅伝直前!特別インタビュー
競走部 駒野亮太選手

前のページより)




 

今大会、山上りのライバルとして挙げたのは、優勝候補・駒大の深津選手。

――箱根に向けて、チームの現状はいかがですか?(インタビューを行ったのは12月5日)
 全日本の結果を受けて、結構自信を持って練習に臨めてますね。特にメンバーに絡みそうな選手の中で、まだメンバー争いがあるんで、その中で「絶対自分がメンバーになってやる」っていう意志が練習や走りに表れてます。それが変に行き過ぎて怪我しちゃったら意味ないんですけど、そういう様子もないので。だけどやっぱりAチームとBチームに分かれているんで、意思の疎通を図るのが難しいというか、温度差があるというか。チームは分かれていても同じ方向を向いてやっていかなきゃいけないんで、後1ヶ月でBチームの選手にも「自分がしっかり箱根に向けてやっていくんだ」って気持ちを持ってもらう事が課題です。

――駒野さんご自身は5区を担当されると思うのですが、早稲田実業高時代から、渡辺監督に山上りの選手として育てられたそうですね。
 高校生になったぐらいから、なんか自分は上りに強いな、得意だなと思って。箱根で山上ってる所はかっこいいなと思ってたので、自分から「上らせてくれ」というのをずっと言ってました。高3の時に大学生の合宿に一緒に連れてってもらったり、大学の練習を一緒にやったりして、上り坂で得意なんだって所をアピールしたりしてたんですけど。

 

卒業後はJR東日本で競技を続ける。

――ご自分のどういった所が5区に向いてると思われますか?
 ある意味ちょっと楽観的というか、何とかなるだろう的な気持ちで上っていかないと大変なので。あと僕はなんか上りになると挫けないというか、頑張れる選手なので、そういう気持ちが折れないっていうのがすごく大切かなと思います。

――では、箱根の目標を教えてください。
 箱根駅伝総合優勝が、僕の掲げてる目標で、それに繋がるような走りを出雲や全日本でも目指してきました。個人では、5区で区間賞から区間3番、あるいは80分切りを一つの目安と思ってます。どんなに悪い順位できても、自分が最低限そういう風に走らないと、流れは変えられないし、往路が終わった段階でしっかり流れが早稲田に向いてる状態じゃないと、復路も厳しいので、今上げた最低限の目標はクリアしたいなと思います。

――最後に応援してくださる方へのメッセージをお願いします。
 今回の箱根は、125周年の節目の年という事もあって、もちろん普段から大切なんですが、僕達としてもすごく大切で意味のあるものだと思っています。一人ひとりが粘り強く最後まで諦めない早稲田らしい走りができるように、これからあと1ヶ月詰めていくんで、僕達が粘り強く走れるよう、粘り強く応援していただきたいです。お願いします。


  駅伝など大きな大会はもちろんの事、記録会などのレースでも思い通りの走りができないと心から悔しそうな様子を見せる駒野選手の走りから、私は「熱い選手なんだな…」という印象を持っていた。しかし、主将としてしっかりとしたビジョンを持ち、淡々と話をされる様子はとても「冷静」。学生として最後のレースであり、主将としてこの1年まとめあげたチームの最大の目標であった箱根駅伝においても、熱い気持ちと冷静な判断力で山を駆け上がり、駒野選手が笑顔で芦ノ湖のゴールテープを切ってくれる事を期待している。

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関連URL
早大競走部公式サイト
関東学生陸上競技連盟

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(TEXT=神崎風子、PHOTO=田辺里奈、神崎風子
 


 
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