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梨雄平選手
スポーツ科学部2年
川越東高校出身
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――まず始めに一言で表すと昨年はどんな年でしたか?
一言っていうのはちょっと難しいんですけど、自分の想像していたよりも上手くいった1年だったかなと思います。
――ご自身としては満足していますか?
満足はないですね。結果的には5勝はしたんですけどもっと勝てた試合もありますし、自分に負けもついたのでそういうとこでは全然満足はしてないです。
――春季リーグは5位とチームとして特に苦しい時期が続いたと思いますが、そのときのチームの雰囲気は?
試合中もベンチも暗いし、ピッチャー陣の雰囲気としても初回に大量点を取られるケースっていうのがやっぱり多くて、チーム全体として暗い雰囲気はずっとありました。
――なにか打開策はありましたか?
チームの戦い方というか勝つパターンみたいなのがまだ全然出来てなくて、打開策っていうのは春の時点では無かったかな、っていう風に振り返ってみて思います。
――春季リーグ対東大戦の3回戦で初登板でしたね。その時の心境は覚えていますか?
場面が場面だったので、神宮のマウンドに立った喜びというよりは、そのまま「この場面を抑えよう」というか、喜びを感じてる暇はあんまり無かったです。
――1死満塁の場面でしたね。
興奮しました、はい。結果的に自分しか残ってないような形で行ったんですけど、ここで抑えれば他にもチャンスが回ってくると思ったので、絶対抑えてやろうと思って投げました。
――その通り見事抑えることができましたね。
その時はそれで勝つことが出来たので、それは本当によかったです。
――法政戦の3回戦で初先発、その時のことは覚えていますか?
初先発は特に印象に残ってるというか、自分より前に誰も投げてない、きれいなマウンドに立つのは初めてだったので、初めて神宮で投げるときに楽しいというか、嬉しさを感じながら投げることが出来ました。
――やはり先発は違いますか?
そうですね、はい。やっぱり先発はいいなってその時に思って。
――でもその法政に負けて優勝の可能性が消滅してしまいましたが、何か意識することは?
0点に抑えられなかったので、本当そこは4年生に申し訳ないというか、悔しかったですね。
――すぐに切り替えることは出来ましたか?
リーグ戦の一番大事なことはやっぱり切り替えだと思うので、次も投げることが分かっていたので、そこは先輩の方からも色々声かけていただいて、それで次の試合までには切り替えることは出来ました。
――どんな風に声をかけられたのですか?
「まだ次の試合もあるから、まだ続くから切り替えないと」みたいな。
――そして最後に慶応と対戦したわけですけど、今までの試合と違いましたか?
春の時点では全部勢いだけというか、何も考えずにただ投げてるだけだったので、その雰囲気の違いを感じるっていうのはあまりなかったですね。
――必死に、ただ投げることに集中していたということですか?
はい、与えられた機会というかイニングをしっかり投げることだけ考えてました。
――そこで慶応の4番の伊藤選手を抑えて…
はい…春ですかそれ?そうですね…抑えましたっけ?あれ抑えたかな…(笑)
――何か意識しました?
いやーあんまり覚えてないですね、春は(笑)
――そのことで伊藤さんの三冠王を抑えたと思うのですが…
あーそうですね、はい。あっはい抑えました(笑)
――それを聞いてどうでした?
「あっなんかやっちゃったなー」と思って(笑)ほんと何にも考えてなかったんで。
――結果的には慶応が優勝して慶応は喜んでいるところを目撃しましたね
あんまりいい気分じゃないですよ、やっぱり目の前で胴上げとかしてるの見るのは。秋頑張ろうと思いましたねその時。
――チームはすぐに次に切り替えられる雰囲気でしたか?
秋のリーグ戦も、春が終わってから3ヶ月後ぐらいじゃないですか。最初の一週間ぐらいはなんとなく暗い感じはあったんですけど、そこ(秋季リーグ)に向けてもう一回やり直そうってことで、それからはすぐに切り替えて練習することが出来たと思います。
――試合を見ていて投手陣は1,2年生が引っ張っていた印象も受けましたが
いやでもやっぱり大野(健介:H23卒)さんとかすごい自分のこととか気にかけてくれて、なのでそんなに1,2年でグイグイ引っ張ってるっていう感じはあんまり無かったですかね。
――気にかけてくれたというのはアドバイスをくれたということですか?
そういうのもありますし、後は練習中とかでもよく話しかけてくれたりとかして、すごい優しくしてもらいました。
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