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 オフェンスの司令塔として早稲田の攻撃を担うQB#5井上友綱選手(スポ3)。攻撃の核として今季どのようなオフェンスを作ってきたのか。法政戦へ向けた意気込みと合わせて聞いた。





 
S61年1月20日生まれ
スポーツ科学部スポーツ文化学科3年
大阪府出身、追手門学院高校卒
背番号5
189cm 91kg

――今年はどんなオフェンスを作ってきましたか?
 始めに監督に言われたのはスター選手があまりいないので、ミスをせずに堅実に進めるオフェンスを作っていこうということで、3つの目標を掲げました。ターンオーバーしないこと、イージーなミスをしないこと、最後までやりきることの3つです。ミスをしないオフェンスを続けていけば勝てるんで、それをチームのコンセプトとしました。その3つをしてアンストッパブルオフェンスで止まらずに毎回点を取っていけば、ディフェンスがやられても勝てるので、止まらないオフェンスをしたいと思ってます。

――その目標のために何に注意して練習に取り組みましたか?
 ターンオーバーをしないってことでは、まず練習からやらないとダメなのでパスの練習だったら毎回インターセプトゼロで、もちろん何の練習のときでもミスがゼロってことはみんなに意識させています。簡単なミスをしないという点ではフォルススタートだったり、そういう自分で意識できるミスをしないということをしっかりみんなに言って、意識させて練習してきました。


 

――それはシーズンを通じてどうですか?
 春はターンオーバーが結構出てしまってリズムが作れずに負ける試合が多かったんですけど、秋はターンオーバーが少なくなっているので、それは成果が出てきたと思います。

――それでは秋シーズンの中で一番良かった試合はどの試合ですか?
 試合全体で言ったら、中央大学の試合です。ディフェンスに助けてもらったところもありますけど、最後負けていて、第4Qに入ってそこから逆転できたっていうことにはみんなの自信もついただろうし。いままでは結構ランが出ていてあんまりパスがなかったんですけど、その中央の試合の最後のシリーズでパスをうまく決めていけたのも良かったかなと思います。

――逆にオフェンスが機能しなかった試合はどの試合ですか?
 中央の試合に関しては前半あんまりうまくいかなくて後半からやっと力を出せたと感じています。あとは横国戦もそうですね。オフェンスをする時間が少なくて、相手に点を取られて、後半面子を変えてからもオフェンスが出なくてミスも結構あったので。横国戦の次は日大戦でしたが、こんなことをしていたら勝てないってことをみんなも分かっていただろうし、やっぱターンオーバーしていたらこういうゲームになるってことをみんなでわかって、それで日大に望みました。


 

――法政戦はどのような試合にしたいですか?
 向こうはオフェンスも強いしディフェンスも相当強いんで、ミスをせずに点をしっかりとっていって、ディフェンスにもしっかり止めてもらって、勝ちたいと考えてます。とにかく勝ちたいって気持ちが先にあるので、そのためにはターンオーバーしていたらダメなので、パスは必ず成功させるつもりで投げていきたいと思います。

――それをふまえて法政戦の見所は?
 堅実にごりごり進んでいくオフェンスと、必要なときに一発取れるプレイをみててほしいです。

――最後に法政戦に向けて意気込みをお願いします
 法政戦は去年負けた悔しさをみんな覚えているだろうし、それをもう一回意識させて、僕らは一年間法政戦のためにやってきたって言うのをチームメイトに話します。それであの法政が僕らに勝ったから甲子園で優勝できたっていうのも、悔しいことなのでそれをみんなでわかって絶対その借りを返したいです。

 


 法政戦の見所は「堅実にごりごり進んでいくオフェンスと、必要なときに一発取れるプレイ」。止まらないオフェンスで昨年の雪辱を誓う井上選手。法政の壁を打ち破る早稲田オフェンスに注目したい。

 

次回予告
第1回 RB 前橋直人選手インタビュー
第2回 QB 井上友綱選手インタビュー
第3回 DL 福山晃司選手インタビュー
第4回 LB 人見進之介選手インタビュー
第5回 WR 石川恵一選手インタビュー

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早大米式蹴球部公式サイト

 

(TEXT=飯田隼人、PHOTO=米式蹴球部提供、村山裕太)

 

 


 
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