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 未経験からアメフトをはじめたWR#25石川恵一選手(理工4)。自分の選んだ道に後悔はしたくなく満足するまで精一杯やりたい、と語る石川選手に法政戦にかける思いを聞いた。





 
S59年10月4日生まれ
理工学部機械工学科4年
東京都生まれ、芝高校卒
背番号25
174cm 70kg

――今年のワイドレシーバー陣はどんなところに特徴がありますか?
 層が厚くて下級生から上までそんなに穴のないメンバーがそろっていて、シーズン前から安定した働きができていると思います。

――何か例年との違いはありますか?
 層が厚いってことに加えてコーチの方が新しくなってオフェンスのシステムを代えてもらいました。あとはレシーバーの高度な技術を教えてもらうことになって、それをしっかり全員でやっています。下級生にとっては大丈夫だと思うんですけど、年が上になるごとにいままでやってきたことと少し違う部分が入ってくるのでそれをいかに修正していくか、今年から一新したものをしっかり取り入れてやっていくことに苦労しましたね。秋シーズンはまだまだ完璧とは言えないですけど、全員で統一してやれているとは思います。

――秋シーズンを振り返ってオフェンス面でポイントとなった試合はどの試合ですか?
 僕の中では初戦も大事だったと思いますけど、中央戦っていうのは一つのポイントだったと思います。あれだけ終盤までリードされている展開で試合展開も厳しかったんですけど、ディフェンスがしっかりボールを持ってきてくれて、オフェンスでしっかりドライブしてタッチダウンに繋げられて第4クオーターに逆転勝ちできたことはチームにとって勝負強さをつけるいい試合になったんじゃないかなと思います。

――その中央戦にどのような課題を持って臨みましたか?
 パスというのは苦しいところ、勝負所で一発持っていくような、ほんとに詰まったところでもファーストダウン更新だったりロングインを狙えるので、そういう苦しい状況の勝負強さだったり集中力を高く持とうという気持ちで臨みました。


 

――それを踏まえて法政戦ではワイドレシーバーのどういうところを見ていければよいでしょうか?
 そうですね、やっぱり強いチームで苦しい試合になると思いますし、簡単にキャッチをできるというシチュエーションも少ないと思います。でもその厳しい中であるいはそのかなりのプレッッシャーの中でどれだけ勝負強さを発揮できるかどうかを見てほしいです。やっぱり去年の法政戦を見ても、斉藤さんとか尾崎さんとかいうエアタックの核となるような人たちが魅せているので、そういう苦しいところでいかに見せられるかが見所です。

――話は変わりまして、ビックベアーズの魅力というのはどんなところに感じますか?
 自分のように未経験者であったり、高校からずっとフットボールをやってた人だったり、関西で活躍してきた人もいますし、そういったいろいろな人間が集まって全員でやっているというところですね。

――大学からはじめたのですか?
 バスケットをずっとやっていて、知り合いからアメフトの話を聞いて少し見に来たらいつのまにか入っていました。はじめて見たビッグベアーズはハドルだったりで盛り上がっていて、本当に気持ちを出して叫んでるし必死な顔してやっていて、そういう状況を見たのが初めてで圧倒されちゃって、そういう男らしさというのに一瞬で引き込まれました。


 

―― 一年生のときからの四年間はどんな月日でしたか?
 時々もう四年生でここまで来ちゃっているんだなって気づくことがあるんですけど、振り返って考えてみれば正直つらいことのほうが多くて、試合に負けたときなんかは悔しくてそれをばねにやろうと思いますし、それで勝てたときはうれしいですね。そういうことを思い出すとあっという間だけれど、それだけいまやらなければ絶対後悔するなって思います。いろんなことを周りから言われますけど、自分で選んできてここに入ってきて、自分の選んだ道に後悔はしたくないので、とにかく自分のために満足するまで精一杯やろうと思ってやってきました。

――それでは最後に法政戦はどんな試合にしたいですか?
 やっぱり去年ああいう風な試合をして負けているので、早稲田の全員一丸となってやるフットボールをだして試合前から時計がゼロになるまで、試合が終わるまで1プレーも全員が集中力を途切れらせない試合にしていきたいです。そのために練習からとにかく同じ気持ちでやるのが大事だと思いますし、あとはみんな去年のことを思い出してあの悔しさを忘れなければ必ず結果はついてくると思います。

――多くの観に来てくださっている方々へメッセージをお願いします。
 本当にいろんな方にお世話になってます。特に去年の四年生の方々には本当にお世話になっていて、それだけ苦労してきたということも間近に見てますし、去年の法政戦の思いってのも感じています。勝つってことにこだわって、今年は去年以上のチームにして絶対勝ちますってことを伝えて、是非観に来て頂きたいですね。

 


 「最後の1秒まで集中力を切らさない試合にする」。個人、チームの集中力を高めて法政戦に望む決意をインタビューを通して感じ取ることが出来た。決戦はアミノバイタルフィールドにて11月23日(木・祝)13:30から開始される。ぜひとも足を運びビッグベアーズを一緒に応援しましょう。

 

次回予告
第1回 RB 前橋直人選手インタビュー
第2回 QB 井上友綱選手インタビュー
第3回 DL 福山晃司選手インタビュー
第4回 LB 人見進之介選手インタビュー
第5回 WR 石川恵一選手インタビュー

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早大米式蹴球部公式サイト

 

(TEXT=飯田隼人、PHOTO=米式蹴球部提供、村山裕太)

 

 


 
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