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「二度目の春〜Next Stage〜」

準硬式野球部 川口智久選手インタビュー

前のページより)




 

球場には彼の声が一際大きく響いていた

――硬式野球部が春季リーグ優勝を決めましたが、刺激は受けますか?
 そうですね。ちょっと羨ましい反面、ちょっと悔しいです。同じ野球やってるんで、どうしても競いたいって気持ちはありますね。向こうが活躍してるんで、こっちも活躍したいなっていうのはちょっと(あります)。

――部員の方同士では仲が良いですか?
 準硬式は明るい人が多いので、結構のびのびとやらせてもらってます。推薦生は入学前から同じ学年の他の人よりもちょっと先に練習してるんで、自分も学年が上の人と特に仲が良いですね。一応1年生の面倒も見るようにしてます。初めての後輩だし、これから一番付き合いが長いので。寮では、後輩の子と二人部屋です。楽しいですよ。一人部屋があんまり好きじゃないんで。話し相手に困らなくていいです。日曜日は寮のご飯が出ないので、一緒に外に食べに行ったり。自転車で行けるんで、田無とかに行きます。

――尊敬している人はいますか?
 渭原さん(渭原悠太・スポ3)です。一番お世話になったし、プレーも自分よりずっと上なので。バッティングが一番魅力ですね。高校の時からスカウトからも注目されていた人で、自分もその頃から名前は知っていて。まさか準硬で一緒にプレーできるとは思わなかったので、嬉しかったです。びっくりしました。

 

全ての質問にとても丁寧に答えてくれた

――休日はどう過ごされていますか?
 あんまり外に遊びに行くことはないんですよね。部屋にいることが多いです。インドア派なんですよね(一同笑)。大学入ってから気疲れが多くて、十分休めてない気がするんで、どうしても、休日って聞くと家でゆっくりする、っていうイメージがありますね。寝てることが一番多いです。あとは音楽を聴いたり。アヴリル・ラヴィーンとか女性の洋楽を聴きます。

――客観的に見て、川口智久とはどのような選手ですか?
 多分熱血系だと思います。すぐ熱くなって冷静でいられなくなるところは、短所なんですけれど。自分では、(部内で)一番声が出てるとは思います。高校でキャプテンをやっていた名残で、声が出ちゃうんです。練習で盛り上がって(翌日の)試合に入っていくのと、声出さないで静かにやって試合に入っていくのでは、結果が違うと思います。今季のリーグ戦のことを考えてみても、勝てた慶応戦の前の練習の雰囲気は、声が出てて一体感がありました。自分は声出すことでチームに貢献できるかな、と思ってます。今こんな声ですけど、練習中は結構うるさいんですよ(一同笑)。

――最後に、これからの抱負を教えて下さい。
 推薦という形で入ったので、何かしら成績を残さなきゃいけないと思ってます。他の大学にも甲子園に出たようないい選手がいっぱいいるので、首位打者(を取るの)はきついと思うんで、ショートで成績を残してベストナインに選ばれたいです。チームに貢献できたな、っていう示しになると思うし。推薦なのに成績残していない、って思われるのは自分としては一番キツいので、2年か3年のうちにはベストナインを1回は取りたいな、と思います。


 上級生からの「とにかく優しいヤツ」との評判通り、謙虚で実直な川口選手。「いっつも生活の中に野球があるんで、野球なくなったらどうなるか想像つかないです」。そう語る彼の姿は、実に爽やかで頼もしかった。これからも、グラウンドの上での更なる活躍が望めるだろう。背番号14にご期待頂きたい。

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関連URL
早大準硬式野球部公式サイト

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(TEXT=田邉里奈、PHOTO=村山裕太、井上素子
 


 
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