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「二度目の春〜Next Stage〜」

スケート部 酒井裕唯選手インタビュー

前のページより)




 

リンクの上では表情も引き締まる

――ところでなぜショートトラックを始めたのですか?
 3つ上の姉がやっていたのがきっかけです。ロングトラックもやっていたのですが、ロングトラックはタイムで争いますから、自分との闘いになりますよね。それよりは相手との駆け引きで勝負が決まるほうが面白いと思ってショートトラックを選びました。

――負けず嫌いなのですね。
 昔から負けず嫌いです。勉強に関しては別でしたが(笑)。何事にも負けたくなくて、自分より優れている子がいるといつも悔しかったです。足の速さでも負けたくなくて、小学校のころはクラス代表のリレーの選手に毎年選ばれていました。

――世界の舞台で活躍することも多いと思いますが、海外で観光したりはしますか?
 することもあります。おすすめはやっぱりイタリアですね。ミラノは良かったです。値段が高くて手は出せなかったけれどブランド物はたくさんあるし、何より街並みが綺麗でした。ただ食べ物はイタリアだとパスタなど油っこいものばかりで、5日もいると飽きてきますが。

 

「自分のことをわかってもらいたい」と、積極的に語ってくれた

――目標にしている選手などはいますか?
 日本女子トップの神野由佳さんがそうですね。でも彼女に追いつきたいというよりは、男子の選手の練習についていけるようになりたいです。古屋憲吾(教育2)とは高校時代も同じクラブでずっと一緒に練習してきて、高校時代は何とか彼に食らいついてやっていたのですが。

――これからの1年のプランを教えてください
 去年はなかなか練習時間が取れなくて苦しんだので、今年は授業と両立させつつも練習時間はしっかり確保していきたいです。試合前に調子を上げていけるようになったので、日本の中でレベルをあげて、世界でも手ごたえのあるレースがしたいです。

――最終的な目標としては、オリンピックですね
 そうですね。次は3年後ですね。長野オリンピックを見て憧れましたし、中学時代には先輩もオリンピックに出場していて、いつか自分もあの場に立ちたいと思っていました。でも今は、オリンピックに「出たい」ではなく「出なければいけない」と思っています。そう期待されて、東京に来たわけですから。


 「オリンピックには出なければいけない」と力強く語ってくれた酒井さん。その言葉からは、謙虚に練習を続けてきたことで得た自信、そして日本のトップレベルに立つ選手としての自覚をうかがうことができた。このまままっすぐに、オリンピックに向けて進んでいってほしい。オリンピックでの活躍が、今から楽しみだ。

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関連URL
早大スケート部(スピード部門)公式サイト

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(TEXT=酒井杏奈 、PHOTO=平野峻
 


 
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