1、昨年の戦績。
昨年は春・秋の両シーズンで、早慶戦に優勝がかかっていたにもかかわらず、2回とも慶応に優勝を阻まれてしまいました。しかも秋のシーズンにいたっては、こともあろうに目の前で慶応に胴上げを許してしまい、終わってみれば勝ち点・勝率の関係で、春は3位、秋は4位という結果に終わってしまいました。日本一を目標にしていただけに、この結果は厳しく受けとめています。しかし収穫もたくさんありました。和田の好投、新人鳥谷の活躍、末定のベストナインなどは今年につながる大きな要素だと思います。
2、今年の目標。
今年は主将末定のもと、リーグ優勝、また大学日本一を目標に、日々練習に励んでおりますが、「慶応の目の前で胴上げをする」を合言葉にしています。昨年の秋の早慶戦での悔しさは部員だけでなく、観戦に来てくださったみなさんも同じだと思います。今年はなんとしても昨年の借りを返すべく、早慶戦で、慶応の目の前で優勝を決め、野村監督を胴上げし、みなさんとちょうちん行列を楽しみたいと思っています。私個人としましては、今年は何としてもレギュラーとしてマスクをかぶりたいと思っています。
3、2001年メッセージ。
今年のチームは昨年レギュラーだった選手が少ないため、経験の浅いチームです。したがって今年神宮で見る選手もあまり聞きなれない名前が多いかもしれません。そのなかでの注目選手は、昨年から活躍している和田、末定、鳥谷はもちろんですが、比留間、野国、長島の早実外野トリオや、比嘉、由田、青木などの昨年新人だった選手。また伊藤貴樹、佐藤などの新3年生、などなど注目の選手が多いです。しかし何と言っても江尻の復活!ラストイヤーにかける彼に注目です。今年のワセダは江尻にかかっているといっても過言ではありません。
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TEXT=あべしんじ
社会科学部4年、1979年生まれ、早稲田実業学校出身。
野球部所属 副将。 96年夏甲子園出場。 大学では1年秋に代打で初出場
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