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    和田 毅 (早稲田大学野球部)
TEXT=白井邦博
Photo=清野由理子(Ag_text)

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#1 自分は3球で終われば一番楽だと思っているので(笑)。三振はその結果です。

 昨年、春・秋のリーグ戦で共に早慶戦で敗れ優勝を逃してしまった野球部。99年春以来の優勝を勝ち取る為に、エースとして獅子奮迅の活躍が期待されているのが和田毅投手だ。早稲田の左のエースナンバー18を背負い、今年も先発の柱として期待されている和田投手に語ってもらった。


和田毅(わだ・つよし)

1981年2月21日生まれ、O型。人間科学部スポーツ科学科3年。浜田高校(島根県)卒。背番号18。
高校時代には甲子園にも出場。3年生の時にはベスト8まで勝ち進んだ。昨年度は早稲田の投手陣の柱として活躍。春期リーグ戦ではリーグ歴代3位となる88奪三振を上げた。


──まず、昨年のことをお伺いしたいのですが。チームと個人で、昨年を振り返るとどうでしたか?
 やっぱり悔しいですね。自分は勝ち星を挙げることが出来たんですけど、チームとして優勝できなかったことは本当に残念でした。

──昨年は春・秋共に早慶戦で敗れ、優勝を逃してしまいましたが、春の早慶戦、先発で出て降板した時に、本当に悔しそうにマウンドから降りていく姿が印象的でした。

 去年の早慶戦の時は、その前の立教戦でも勝つことが出来て、言い方が悪いんですけどちょっと調子に乗っていたと思っています。自分としては調子も良かったんですけど、球がやっぱり走ってなかったんで。

──個人的には、春のリーグ戦でリーグ歴代3位の奪三振(88)を記録しましたが、三振は狙っているのですか?

 まあ、みんな最初から狙っていると思っているらしいんですけど、自分は3球で終われば一番楽だと思っているので(笑)。試合を27球で終われば一番楽ですから。力んで投げても野手の守っているリズムが悪くなるので、少ない投球を心がけて、2ストライクを取ったら三振を狙っていくようにはしているので、それがたまたま脱三振という形で出たのだと思います。

──また、昨年度卒業した鎌田祐哉(投手・社学→00年ヤクルトドラフト2位)さんには色々影響を受けたと思いますが、どのような印象が残っていますか。

 そうですね、やっぱり考え方が違うというか、プロを目指してやっているという目標があったので。鎌田さんはみんなで一緒にワイワイ練習するという人では無いんですけど、僕が練習を始める時に1人で練習をしていて、練習を終わる時にもまた1人で練習をしてる、そういう姿が印象に残っていますね。自分は打たれるとどこが悪いんだろうと考えてしまうんですけど、鎌田さんはもし打たれた としても平然とした空気を持っていて、エースの雰囲気と言うか、そういうものも感じていました。

──今年は調子はどうですか。もうすぐリーグ戦も始まりますが。(注:取材日3/7)

 今は投げ込みもかなり行なって、下半身を作るためにもう1回走りこんでいるところです。チームとしても、ピッチャーは自分以外にも江尻(社4)さん、菊地(人4)さん、生出(社4)さん、下級生にもいいのがいますし、野手も守備は完璧だと思っています。打つほうも、オープン戦を何回かやっていく中で、どんどんレベルアップしていくと思いますね。




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