試合終了の瞬間、選手が、スタッフが、そして観客が何とも形容し難い歓声をあげ、涙涙で埋め尽くされていた。しかし二人は自分の活躍を決して自分だけの活躍だとは思っていない。OL(オフェンスライン:相手ディフェンスを身体を張って防ぐ)が頑張ってくれるから、チームのみんながいるから自分の活躍がある、そう強く語る姿を見ていると多くの強敵に苦しめられながらもBIG
BEARSがここまで勝ち残ってきた理由が少しだけわかったような気がした。
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TBの長岡成嘉(人4)。
快足型のTBで相手をかわす。
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Q決勝、専修戦について
神選手:やっぱり前回の負けは(10/20のリーグ戦)ほんとに悔しいっていうだけなんです。その原因としてオフェンスが最後までドライブできなくてディフェンスに負担をかけてしまってその結果4Qであれだけ逆転されちゃったっていうのがあるので。オフェンスとして、あの時は全然だめだったので今度はうちのOLは強いのでドライブをどんどんだして時間を使ってという形でやっていきたいです。パスが一本も通っていなくて全然ダメだったんで、次はレシーバー(吉田選手や斎藤選手)も燃えてると思うので。うちのレシーバーのがいいので完封とはいいませんけど、ぼこぼこにして勝ちたいなっていう気持ちはありますね。専修は強いですが、うちが最高のプレーをすれば絶対負けるってことはないと思います。僕はOLがいいブロックをしてくれれば走るだけなので。うちのOLは本当に最高にいいブロックしてくれるので僕はその力を借りてたくさん走ってタッチダウンをたくさんとって勝利に貢献したいと思いますね。
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写真:平田満氏
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TBはオフェンス最後方に位置。
左右中央のコースに走り込む。
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長岡選手:うちがドライブして時間をコントロールしたときっていい試合や勝ち試合が多いんですよ。ボールコントロールをしてミスをなくせばいい試合になると思います。一回負けた相手にまた負けるっていうのは悔しいですし。それに最後の年でここまできたら甲子園までいかないと信じてたものが否定されるっていう感じになってしまうのでパスもランも総合的にだして専修を圧倒して勝ちたいですね。リターナーとしてはリターンタッチダウンをもう一回狙っていきたいって思いますし、テイルバックとしてはタッチダウンをとりたいですね。目立って観客を沸かせてチームの雰囲気を盛り上げてきたいと思いますね。
10/20の二の舞だけは二度としない、二人の目からはそん強い決意が読み取れた。専修に勝つために、甲子園に行くためには自分達には何が必要なのか、そして自分は何をすべきなのか、二人は十分すぎるほど理解している。
Q甲子園ボウルに対する思い。
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写真:平田満氏
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長岡はリターンも任される。リターンで
どこまでゲインできるかが攻撃のポイントだ。
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神選手:やっぱり、3年間やってきてあと1勝で甲子園ボウルに行けるっていうのはすごい嬉しいです。でもあと1勝しないといけないんですよね。ずっと夢の舞台というか手の届かないところという感じがしてたんですけどそれが今現実にあと1勝で手が届くっていうとこまできてるので。このチャンスを絶対無駄にしたくないので次の試合は本当にいい試合をして甲子園ボウルには絶対いきたいです。
長岡選手:1,2年のときは甲子園ボウルは見るだけだったんです。法政が関学にボコボコにされてるのを見て関東ってださいなってずっと思ってたんですよね。その舞台に立てるというチャンスが自分の4年のときに巡ってきたっていうのはもうないことなので、なんとか甲子園ボウルにいって、関西を倒したいですね。
法政戦のヒーローは次の舞台でもきっと活躍してくれることだろう。チームの心が、観客の応援が、彼らの力となる。12月1日、クラッシュボウル決勝戦。長かった歴史の扉が開かれ、「早稲田時代」が訪れる・・・。
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