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スタッフ特集

最終回 ア式蹴球部 対談


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中澤佑介学連プロフィール
スポーツ科学部4年
Beaverton 出身  

*ここからは学連の中澤佑介さんにも参加していただけることになりました*
――学連の仕事について教えていただけますか?

中澤佑介(学連/スポ4、以下中澤): 仕事内容は大会の登録や試合の運営や記者会見だったり、チームと大学サッカー連盟の橋渡しという役割があります。

――それでは、お互いの仕事ぶりを見ての印象を教えてください。
坂本: 板垣は本当に勉強熱心だし真面目だなっていうのが一番強い印象です。遠征とかに行くと同じ部屋になるんですけど、常にパソコン開いて選手の怪我のデータまとめていたり、一年の頃からよく本を読んで勉強してるなぁって思ってたし。テーピング巻けるようになったのも一番早いよね?一年生の時に先輩に教わりながらテープを巻き始めるんですけど、今まで見てきた中でどの後輩よりも板垣が一番早いと思う。だから本当に真面目だなっていうのが印象だけど、いっつも遠征とか試合に行くとペンを忘れて俺にペンをくれって言うから、そういうとこはアホだなって(笑)。社長(社長=中澤君)は、一言で表すと本っっっ当に『縁の下の力持ち』です!最後にインカレ優勝したときも、打ち上げをしたんですけど、急遽飲み会が決まったっていうのもあるけど、社長は学連の方の仕事があって国立に最後まで残ってて。広報部長で記者会見とかもまとめてて、本当に“The仕事人”。献身的な陰の仕事人です。
板垣: 坂本は今年主務になって特に分かったんですけど、すごい仕事ができるなって。初めての仕事でもすごい飲み込みが早いし、次に仕事をやるときは絶対ミスらずにどんなことでもやってるし。
坂本: それじゃ一回目ミスるみたいじゃね〜か(笑)。
板垣: いや!なんか、たとえ一回目は色々あっても必ず二回目には繰り返さないし、仕事の手際もすごい良いなって。遠征とかで色々と手配をしなきゃいけないときも、自分達が気づかない細かいところまで気を配ってやってくれて、チームがすごいスムーズに動いているのを感じました。社長は、早稲田のチームだけの仕事をやっているわけじゃなくて関東の大学サッカー全体の仕事をしてるんで、あまり仕事しているところを知られないと思うんですけど、練習に全然出られないくらい本当に一年中休み無く仕事してて。一週間に一回も練習に出られないこともざらにあっただろうし。しっかり仕事をして色々と配慮できるし、常に仕事のことが頭にあるみたいで、そういうところが本当にすごいと思ってました。
中澤: 坂本は上の人たちを見て仕事を学んで、4年になって活かすっていうのが実現できていたとすごい感じるし、仕事柄チームだけにのめり込んでしまいがちになりそうなところを、トレーナーのことだったり学連の登録の仕事だったりとか、いろんなところに目を向けてくれて、板垣もそうだと思うんですけど、僕としてもすごく仕事がやりやすかったなって思います。仕事の効率の面でも、一回の仕事で満足するだけじゃなくて、二回目以降やるときに常に効率を求めてやっているところが自分も見習わなければいけないところだなって思って、尊敬できる人です。板垣君はトレーナーの技術としては文句なしというか、先輩達をすごく尊敬していて、そこから学ぼうっていう意識がすごく伝わってきて、それを自分の力として習得出来る人です。プライベートでも家が近いんで、僕が学連で抱えている仕事は負担が大きいときが多くて、その時の愚痴とかはたいてい彼に聞いてもらってるんで、精神面でも支えてもらったなって。ただ、仕事ではすごく真面目な一方で、プライベートでは時間を絶対に守らないというのがお決まりです(笑)。

 

 

――チームにとって学生スタッフの存在意義や、あるべき姿についてどのように考えていますか?
中澤: 僕がいつも学連の後輩とかに言っているのは、「チームスタッフだからって特別じゃない。」っていうことを言っていて。例えば仕事で練習に遅刻したり欠席する時も、スタッフだから免除するんじゃなくて、しっかりその旨の連絡を入れないといけないし、スタッフでもあるけど部員の一員でもあるから、そういうのは全部みんなと一緒で、選手達と同じ目線でいることが在るべき姿なのかなって思います。
坂本: 主務やマネージャーの仕事は、こなそうと思えば誰でも出来る仕事だと思うんです。でも監督も言っていたんですけど、チームは生き物だし、その日その日によって状況は変わるから、マニュアル通りにそのままやっているんじゃなくて、常に気を利かせてプラスαを考えてないといけないし、しかもそれを選手や監督に言われてからプラスαするんじゃなくて言われる前にしなくちゃいけないから大変だけど、でもそういうことを自然に出来るようになれば、チームにいる意味があるのかなって。土台はしっかりしている上に、自分の色を出せるかっていうのが大きくて。それとア式に限らず、サッカー関係の仕事はお金を払ってでも学びたい人とかやりたい人がいると思うんで、僕の場合も僕が主務として入ったから入れなかった人がいるかもしれないし、そういう人達の思いも背負った上で、全体を考えながらやっていくことが在るべき姿なのかなって思います。
板垣: リハビリとかでトレーナーがあんまり選手を甘やかしていると、それがチームの雰囲気だとか戦力とかにも影響して、チーム全体にとって良くないことになるので、チームの中で自分がスタッフという立場であることをすごく意識しているし、後輩たちにもそうであるように言っています。スタッフとしての気持ちを持って、選手に優しくするだけじゃなく厳しくすることも必要で、グラウンドに出たときは選手と一線を引くというか、そういうポジションでいることがチームにとって大事なのかなって。

 
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(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=神崎風子、五十嵐文子)
 


 
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