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スタッフ特集

第5回 応援部 村木副将・責任者、嘉野主務、山岡トレーニングチーフインタビュー


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山岡優トレーニングチーフプロフィール
教育学部・新4年
東京女学館高校出身  

――役職をやっていて良かった、と感じる時は?
山岡: 挑戦した技が成功した時はやはり嬉しいですし、失敗した時も皆で考えてくれる時は嬉しいです。私が何かを言わなくても、皆が「じゃあここをこう変えて、もうちょっとこうしよう」ですとか「ここが今悪かったから」とか自発的に考えてどんどんやってくれると、「あ〜成長してるな」と思って。自発的になってくれるのは皆の精神面の成長だと思いますし、難しい技が成功したら技術面の成長だと思いますし。皆が成長してくれているのを間近で感じられるのが、一番嬉しいです。
村木: ほとんど山岡と一緒なんですけれど(笑)、下級生の成長を感じた時が本当に嬉しいですね。たとえば、暗い顔でずっと練習をしていた子が今日はすごく明るい顔でスタンツをあげていたとか、すごい大きな元気な声を出してくれてたとか。ほんの些細なことで、わりと私はすぐ嬉しくなってしまうんですけれど (笑)。キャンパスで会った時すごい元気な笑顔で挨拶してくれたとか。チアリーダーらしさというか、元気に明るくはきはきとした子たちに育って欲しいなぁと思っています。あとは抽象的なんですけど、いい応援ができたと感じられた時はすごく嬉しいです。先日の箱根駅伝の応援では、新4年生が芦ノ湖まで行って往路優勝の場面を迎えることができました。応援の順序や選手の迎え方を考えてくれたり道具の準備をしてくれたりする応援当番の3年生や、現役が応援している姿をわざわざ芦ノ湖まで見に来てくださったOBOGの方、何年ぶりかに1番に帰ってきてくれた競走部の方がいたり、本当に色んな方の協力を感じて応援をして、それが終わった時には「あぁ良かったなぁ」と思いました。

――競走部の往路優勝はやっぱり自分のことのように嬉しかった ですか?
村木: そうですね、泣いてました(笑)。山岡と私は号泣でした。
山岡: 結果的にすごく汚い顔になって。
村木: もう画的にはすごく汚かったんですけど。2人で「わ〜」って言いながら。
山岡: 実際には走られている姿を一瞬しか見れてないんですけど。速いし、抜いてる所とかも全然見れなくて。
村木: どこで誰をどう抜いてるのかとか全く分からなかったです。でも、1番にエンジのユニフォームが見えてきたら…。

――何か鳥肌立ってきました。では嘉野さんお願いします。
嘉野: 2人と同じなんですけれど、やっぱり下級生の成長ですね。代が変わり2ヵ月経って改めて思ったのは、今補佐をしてくれている3年生の子たちをどう育てていくかですね(笑)。是非次の主務になって欲しいと思っているんですけど、その人たちが成長してくれた時はすごく嬉しいです。他の2人と違うのは、一番にOBOGの方と連絡を取るので、感謝の言葉を最初に聞けるので、そこはお得というか嬉しいところです(笑)。逆に一番怒られるのも早いんですよ。

―― 一番辛い時は?
嘉野: まだそんなにはすごい辛い出来事にはあってないんですけども、やっぱり自分のせいで何かが起きてしまったときは辛いですね。責任のある役職につかせて頂いているので、その分頑張らなきゃならないんですけども、メンツを決めるときなどにやっぱり失敗があったので、そのせいで誰かが困った時は本当に辛いですね。

 

涙したという芦ノ湖での今年の箱根駅伝応援で。 

村木: 相手に気持ちが伝わってないなぁ、という時が一番です。部員を注意したり怒ったりすることがあるんですけど、その中で「あ、言いたいことが上手く伝わってなくてきっと理解をしていないな」と、大抵相手からの反応で分かるので。辛いというか、「あぁ、きっと今の伝え方じゃだめなんだな」と。どう伝えれば一番彼女に伝わるのかな、と考えるのが苦しいです。あとは、同期が悩んでいる姿を見る時です。やっぱり色々な目で見られてしまうので、外の方から怒られてしまうことも勿論ありますし、部内で意見が食い違ったりして色々な意見に挟まれることも沢山ありますので。同期が困っている姿を見ると、もっと私がこうしておけば良かったと思ったり、どうしてあげたら良いかなと一緒に悩むのは…苦しいですね。でも辛くはなくて。楽しいことなんですけれど、多分。嘉野なんかと比べて実務はなくて、何か困った時に全体を見て「こっちの方が部のためにいいからこうしよう」と言うためだけに私はいるので。
嘉野: お母さんですね。
山岡: 一つは誰かが練習中に怪我をしてしまった時に、自分がもう少し指示を出して安全に行っていれば怪我は出なかったな、と思って辛くなります。あとはやはり下級生を怒る時が一番辛いです。言わなくても伝わって欲しいことなのに、やっぱり自分がそこまで言わなきゃ駄目か、と思う時も辛いですし。あと、同期をときに怒らなくてはいけないということです。練習中の態度ですとか、4年生になっても怒る場面はあるので。やっぱり同期を怒るというのは勇気が要りますし(笑)。辛いなぁと思うところです。

――皆さんは選手としてはどこのポジションなのですか?
嘉野、 村木、 山岡: 全員下ですね(笑)。
嘉野: (チアリーディングには)3つポジションがあります。上に乗る人がトップで。
村木: 皆さんの思うチアです。ベースが肩の上に人を乗せる役で、私と嘉野です。
山岡: 後から乗せている人を支えて、バランスを取るスポットという役目が私です。

――OFFの時など、練習時間以外は普段はどのように過ごしていますか?
山岡: 私は寝ています(一同笑)。
嘉野: 本当に普通の学生と一緒ですね。
村木: 私は買い物に。あとは同期と飲みに。ここは飲みメンツなので。
山岡: もう同期しか友達がいないんですよ(笑)。
村木: 他に飲む友達は…いないっていう。
山岡: 体育会の子は固まってしまうんですよね。「わ〜運動部なんだ〜!」って。
村木: で団体と団体がくっつく、みたいな。

 
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(TEXT=田辺里奈、PHOTO=岡崎聡、応援部チアリーダーズ提供)
 


 
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