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エース特集

第四回 体操部 井上実美選手インタビュー

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インカレの舞台にて。晴れやかな笑顔が印象的だ。

――そのように思えるようになったのは、いつ頃からですか?
 自分の気持ちと、成績が合ってくる時ってあるじゃないですか。例えば、初めて試合に出ていきなり「あ、3位になっちゃった」っていうのは、まだ自分に自信は持ててないんです。そういうのじゃなくて、自分が狙って「この試合には絶対優勝したい」という気持ちで練習に取り組んできて、辛い練習も数をこなして、その時に成績が伴った時はすごく自信になります。インターハイやユースやインカレもそうだったんですけど。自分がやりたいと思って取り組んできたことと成績がガツンと合った時は、自信になるし、エースとしてやっていかなきゃいけないっていう気持ちが生まれますね。

――新体操の名門校ではなく、早稲田を選んだ理由は?
  地方などから「新体操をやりたい」と思って入ってくる子が多いのは、やっぱり東京女子体育大学とかなんです。「新体操を大学で続けるなら、東女か日女(日本女子体育大学)」っていう道が新体操では決まっていて。早稲田に入ってやるのは今までにない新しい道でした。東女と日女の新体操だけではなく、クラブの新体操も日本のトップに行ける、世界でも通用する、っていうことを見せたかった。自分が今までと違う道を作りたかったんです。

 

           自分でデザインしたレオタードを、   お母さんが作ってくれるそうだ。           

 大学生で新体操を諦めて辞めてしまう子がすごく多いんですよ。「大学の部活ではやりたくないけど、所属クラブで新体操を続けたい」って言っている子はすごく沢山いるけど、続けられている子は数少なくて。やっぱり東女や日女に行くのは当たり前みたいになっていて、所属クラブでやっていくのはなかなか評価もしてもらえなかったんです。そうじゃなくて、色んなクラブが力を合わせて日本の新体操を盛り上げていくっていう方が、逆にお互いに競い合えるじゃないですか。クラブにも早稲田にも、東女にも日女にも、それぞれのいい色があると思います。高校生までは、やっとルールにのっとった新体操ができるようになってくるっていう、ベースだと思うんですよ。大学生やシニアになってくると、そのベースに色づけが出来てくる。ケーキだったら、そのベースに生クリームを塗ってイチゴを載せて、っていうのがあるじゃないですか。そういうデコレーションをしていくのは、大学に入ってからだと思うんですよ。先生とかに自分の意見を言えるようになってくるし。高校生までは言われたことを「はい」ってやっていくけど、先生とかに自分の意見を言えるようになってくるし。お互いに出して、作り合っていく、みたいのはこの位の年にならないとできないし、楽しめないと思うので、今の高校生には大学生になっても続けて欲しいです。自分の世界観で、新体操をやっていく子がもっと増えて欲しいです。

――開拓者ですね。
  そうですね、続いてきてくれています。麻理子も入ってきてくれたし、フェアリーの坪井保菜美(スポ1)ちゃんも入ってきてくれてるので。どんどんどんどん続いて、色々な大学から新体操を支えてくれるようになったらもっと楽しいのになと思います。

――早稲田に入って良かったことは?
 自分のスタイルを貫くことは、他の大学ではできなかったと思います。やっぱり色々上下関係もありますし、大学の新体操っていうのは、クラブの新体操とは違う面も沢山あると思います。自分で、自分の好きな音楽で、自分がやりたい演技を作っていけるっていうのは、早稲田に来て、飛行船クラブにいるからこそだし。あとやっぱり、体操部のメンバーや(学部の)同じ学年の子たちともすごく仲良くなれたし。今まで新体操しかやってこなかったので、自分の知らない世界を知れます。…まぁ大学でも新体操しかやってないんですけど(笑)。他の競技を一流で目指している子たちが沢山いるので、色々な話を聞けます。オリンピックに出た麻美ちゃん(=北川・スポ3、水泳部)も同期で色んな話も聞けるし。そういう面はすごく自分にプラスになっていると思います。


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(TEXT=田辺里奈、PHOTO=神崎風子、田辺里奈


 
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