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観戦のプロが書く試合中のメモ

試合の観戦ノート

  



アジアカップ決勝
日本対サウジアラビアのもの

 試合を見るときにどういうことをやるかというと、ちょっと今日は試合の観戦ノートを持ってきました。アジアカップで結局合計20試合見ましたが、そのメモがこれです。最初にメンバーとか記録が載っていまして、それからフォーメーションとか、どういう風に点が入ったとか、チャンスがあったとかのメモが入っています。それから横には気付いたことをいっぱい書き込むわけです。選手交代があるとフォーメーションがこう変わったとかが書いてあります。こういうのをメモをとりながら見るわけです。

 これぐらいのレベルの試合になると、90分間にメモをとる場面が30回とか40回になります。20試合分だとこれだけ(2〜3cm)になります。これは多分こういう仕事をしている人の中で僕が一番メモの量は多い。我々は、記事を作るときこれを使って書くわけです。だからメモをとって、試合がどう進んでいったか、というのを正しく把握しておく必要があります。

 でも正しくって言っても難しいんです。本当は現地で生で試合を見て、その後ビデオテープでもう一度試合を見直してチェックするっていうのが必要なんですが。試合数が多いとできませんし、日本でやっているならまだしも、外国のホテルにビデオを設置してってそこまで出来ませんから。ただ、ノートを持っていると、後でビデオでチェックするときも非常に楽になります。ビデオで全部見ているとやっぱり90分かかりますけど、このメモがあれば何分に何が起こったかわかりますから、そこの部分だけ抜き出してみることが出来ますから。そういう意味でも、メモを取ってみるわけです。



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原稿は後藤健生氏の許可を得て掲載しています。