WasedaWillWin.com
 
競走部駅伝特集〜襷にかける誓い〜 

箱根駅伝エントリーメンバー紹介&インタビュー Part2

前のページより)


 もはや早稲田に欠かせない選手へと成長した佐々木寛文(スポ2)。今年も昨年に引き続き、出雲、
全日本で出走し、いずれも持ち前の安定感とスピードを遺憾なく発揮して区間賞を獲得した。前回の箱根駅伝は体調不良のため走ることはできなかったため今大会に懸ける想いは人一倍大きい。
自身初となる箱根でも実力を十分に出し切り、チームを優勝へと導いてくれることを期待したい。




 

佐々木寛文選手プロフィール
スポーツ科学部2年
千葉・佐久長聖出身
自己記録 5000m:14分04秒44
10000m:28分58秒47
10年出雲駅伝:4区 区間賞
10年全日本大学駅伝:4区 区間賞

――箱根まであと15日ほどとなりましたが、今の心境は?(取材を行ったのは12月18日)
 日に日に色々な方面で箱根に関することが取り上げられていて、今日もこういう風に合同取材があったりして、本当に箱根ムードが高まっているなと感じます。

――ご自身のコンディションはいかがですか?
 今のところまだ調整の段階には入っていないので良いとも悪いとも言えないんですが、これからしっかり合わせていけるようにしたいです。

――現時点でのチームの状態は?
 例年になくチームのレベルが拮抗していて、誰がどうなるのかわからないので、いい緊張感を持って練習できています。

――前回の箱根は(インフルエンザの影響で)出場されませんでしたが、今年は万全の状態で臨めそうですか?
 今年は今のところ風邪も引いていないし、去年はそのせいでチームに迷惑をかけてしまったので、どの区間になるかは正式には発表されていないんでわからないですけど、任された区間をしっかり走って、昨年チームに迷惑かけてしまった責任を果たしたいなと思います。

――今年は出雲、全日本と非常に安定した走りで区間賞を取りましたが、箱根でもその安定した走りは期待できるでしょうか?
 出雲は出雲、全日本は全日本で、箱根は別のものであると思ってます。その中でも一試合一試合ごとに結果を残していくことが次に繋がると思うので、また新たな気持ちで臨めたらいいなと思います。

――東海大の村澤選手など佐久長聖高校時代の同級生も箱根にエントリーされていますが、刺激を受けたりはしますか?
 平賀(翔太、基理2)や大迫(傑、スポ1)もそうですけど、本当に高校時代から切磋琢磨してやってきた仲間なので、大学に来てもその気持ちは変わらずにずっと持っていますし、やはり僕が走れば向こうも刺激になると思いますし、僕も彼らの走りを見て刺激を受けるものはたくさんあります。

――やはり佐久長聖時代の選手と一緒にいると安心しますか?
 そうですね。安心というか平賀や大迫が常に近くで意識できるところにいるんで、そういった面で他の大学にいっている人たちよりかはいい環境にいるのではないかと思います。

――今回優勝を争うであろう東洋大には柏原選手という絶対的なエースがいる中で、対する早稲田は総合力で戦っていくとのことですが、その中でも佐々木選手の考えるキーマンはいますか?
 総合力で戦うためには1人1人がミスなくしっかり与えられた仕事をこなすことが重要になってくると思うので、東洋の場合は本当に柏原さんがキーマンだと思うんですけど、早稲田の場合は全員がキーマンだと僕は思っています。





 

市川宗一朗選手プロフィール
スポーツ科学部2年
愛知・岡崎高校出身
自己記録 5000m:14分29秒85
10000m:30分06秒40
ハーフマラソン:66分50秒

 二人の1年生とともに、今回初の箱根エントリーメンバー入りとなったのが市川宗一朗(スポ2)選手だ。愛知の進学校・岡崎高校出身で、高校では1500mで2、3年時と2年連続でインターハイ出場も果たしている早稲田伝統の「文武両道」の系譜を受け継ぐランナーである。高校時代は中距離をメインとしていたこともあり『スピード』が魅力で、大学入学後は地道な走り込みでスタミナを強化し、着実に力を伸ばしてきた。

 今シーズンは、5月の記録会で10000mの自己記録を更新するなど春先は好調を維持し、夏の1、2次合宿ではAチームに抜擢。しかし、その1次合宿後にケガをしてしまうと、2次合宿では途中離脱を余儀なくされ悔し涙を飲んだ。その影響からか秋シーズンはやや精彩を欠いたものの、11月の上尾ハーフでは復調の兆しを見せると、厳しいチーム内競争を勝ち抜き、見事エントリー16人の枠に滑り込んだ。

 厚い選手層を誇る今年のチームの中で、出場のチャンスがあるかは分からないが、まだ2年生の市川にとって、箱根前の緊張感ある雰囲気の中でエントリーメンバーとして行う集中練習は、今後に繋がる貴重な経験となったはずだ。まだまだ伸びしろと将来性のある市川には、今回の箱根をきっかけに更なるステップアップに期待がかかる。今後の成長と活躍にぜひ注目して頂きたい。

                                               

2/2

 

関連記事
箱根駅伝エントリーメンバー紹介&インタビューPart1(大迫、志方、平賀、前田選手)
箱根駅伝エントリーメンバー紹介&インタビューPart3(矢澤、大串、三田、八木選手)
箱根駅伝エントリーメンバー紹介&インタビューPart4(北爪、中島選手)
箱根駅伝エントリーメンバー紹介&インタビューPart5(猪俣、高野選手)

(TEXT= 矢野真由実、岡崎聡、PHOTO=岡崎聡
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる